現場リポート REPORT

エコナ塗り・中霧島壁塗り



今回は、内部の塗り壁を
二種類使用しているので紹介します。




けいそうエコナ塗り



けいそうエコナは
珪藻という藻類の一種の化石が
積み重なって堅くなった土で、
調湿機能、消臭機能が特徴です。
 
珪藻土は直径2~50ナノメートルという
ごくごく小さな穴が無数に空いた
多孔質素材なので、
その穴が湿気を吸ったり吐いたりすることで
調湿するという仕組みです。
 
同時ににおいの元を吸い取ってくれるので
消臭効果もあるとされています。
 
仕上がりはざらざらしたテクスチャーで、
左官の仕上げによって
独特の風合いを演出できます。
 
塗り壁の中では色のバリュエーションも多く
自然素材らしい柔らかな色合いに加えて
赤・黒・グリーンなども選べます。
 





中霧島壁ライト



シラスは火山から噴出したマグマが
岩石となる前に粉末になったものです。
 
珪藻土同様に
調湿機能、消臭機能があります。
 
珪藻土との違いは、
シラスを左官材にするために珪藻土同様
混ぜるものが必要なんですが、
シラス壁はその混合材も
100%自然素材と謳っています。

仕上がりはこちらもザラザラしていて、
左官の仕上げ方によって印象が変わるのも
珪藻土と同じです。
 
色のバリエーションは少なめで、
自然素材らしい
落ち着いた色合いが中心です。
 


次回、完成となります。
お楽しみに!!



 
現場監督見習い:佐藤祥太朗