現場リポート REPORT

外壁工事



内部の大工さん工事と並行して
外部は左官、板金工事が進んできました。

左官下地は「木ずり」の板を下地として
防水紙、ラス網を貼り、
モルタルを塗りこみます。



左官下地の「木ずり」杉90㎜幅。
外装はここまでが大工さんで以後、
左官職人さんにバトンタッチします。
 


左官は城田工業さん担当。
左官材料メーカー「高千穂」の
専用防水紙を貼ります。
 


モルタルの食い付きを良くする
ラス網を張って左官下地塗り開始。



ゲリラ豪雨が珍しくなくなった昨今は
日中の天気が良くても
夕方の天候急変は気になりますが
左官施工週間は無事に過ぎました。
 


乾燥養生期間を過ぎて
モルタル下地は
明るいグレー色になりました。

画面左側をよく見ると
表面が木綿豆腐のようになっています。

これは専用のネットを伏せ込んで
下塗りのヒビ割れ防止をしています。
 


もうひとつの外壁はガルバリウム鋼板、
タニタハウジングの「ZIG(ジグ)」を
張ります。

屋根工事を担当した
渋谷板金さんの施工です。
 


名前の由来のとおり
ジグザグな断面形状をして
表面はマットな質感。

防火地域でも使用可能な製品なので
都内ではよく見かけるようになりました。

鋼板の断面は波型、角型が一般的ですが、
タニタハウジングさんの三角は画期的です。

今回のO様邸は左官とメタルの融合です。
ツートーンでモダンな外観になる予定です。
 


サッシ回りの水切りとZIGの取り合い部分。
裏の通気は十分に取れていますね。



小庇は同じタニタハウジングの製品。
マットな質感がベストマッチです。



外観で特長的な頂側部の外壁側面は
同じガルバリウムでも表情が異なります。

コーナーの左官との取合いの都合で
板金加工の平横葺きにしています。
 


さて、左官工事は乾燥養生が明けて
仕上げの「白洲そとん壁」塗りに入ります。



中島工務店の住宅では
定番の左官仕上げです。

城田工業さん、
手際よく塗り込んでいきます。
 


手仕事です。

一定の厚さにしながら
表面が同じように仕上がるのは職人技です。
 


調合して塗り上げ当初は
グレーのくすんだ色合いが
乾燥が進むと白い壁になります。



東京支店