現場リポート REPORT

造作工事5



さて、現場は内外ともピークを迎えて
職人さんの出入りが頻繁です。







内部では2階へ上がる、
鉄骨階段を取り付けました。



吹抜けの階段は
鉄製で薄く軽く見せると同時に
防耐火上でも有効な仕様です。


塗装をするのは鈴木塗装さん。
合間を見て階段の塗装を仕上げていきます。
 


外装もほぼ仕上がってきましたし、
残すは内部の造り付け家具などの造作です。
 
県産材の杉幅ハギ板は
加子母の造作工場で作られます。


工場からのレポートを少しばかり。


駒田造作工場長と
マルワイ製材の日下部さん。

納品された杉板の木目具合を確認中です。



はぎ合わせは一定幅の材を
ハタガネ(端金)を使用して
プレス接着します。

ハタガネは日本古来より
建具の組立てなどに利用されています。

胴の部分がまっすぐなので
板の面合せも兼用できます。

ハギ合せて一枚の板になったところで
プレーナー加工で
ツルツルの表面に仕上げます。
 


展開図から複雑な造り付けの
板材を一枚ずつ加工、
最後は番号を振って出荷待ち。

 


同時期に出荷を待つ、造作材の仲間たち。
ギザギザの材は階段に使う部材です。
 


製材業者と自社工場の連携で
木の家にふさわしい造付素材を
吟味して取り付ける。
 
注文住宅の醍醐味でしょうか。


現場に戻って、
川辺棟梁も造作工事に
追い込みがかかっています。
 


キッチンの対面部分の造作です。

間柱を立てて
カウンターと壁下地を貼りこみます。



この後、キッチン本体と
天板をセットしていきます。


2階の個室は壁付けの本棚を製作中です。



キッチン本体とバックカウンター収納が
セットされました。

バックカウンターは
中津川の吉田工芸さんの製作です。

抽出(ひきだし)付のものや細かい造りは
吉田工芸さんに任せる場合もあります。
 


こちらは棟梁の造った収納です。

L型に配置された収納と
出入り口上部に設けるエアコンの絡みが
複雑な納まりです。
 




東京支店