現場リポート REPORT

建て方工事2


 
前回の土台伏せから
天候は冬晴れが続いて
絶好の建て方日よりです。

応援大工の渡辺さん、
基礎工事を担当したトビの浅水親子も
現場入りしました。

川辺棟梁の下、監督、
吊り込みのラフター車のオペさんも含め
10名態勢です。



 


土台のホゾ穴に番付けを見ながら
柱を建て込みます。

真壁でそのまま見える柱には
建て方中は養生紙を巻いています。

紅白を巻いた柱は家の中程に設置する柱で
上棟式のハレを演出します。
 


1階の柱建てが完了すると
2階床の梁掛けに移ります。

梁は杉材です。

外回りから中回りへ順に吊り込みます。

プレカット加工のおかげで
精度の高い施工が可能です。
 


続いて2階の柱建て込みに続きます。

写真手前側はリビングの勾配天井で
吹抜になる部分です。
 


小屋組の束柱、
屋根を受ける大梁も掛かり始めました。

桧と杉のブレンドされた香りが
風に乗っていきます。

人通りも多い場所なので
本格的な木組みの家を
興味津々で見る方がいます。
 


屋根受けの梁はほとんどが化粧材で
掛けたらそのまま仕上げになります。

キズがつかないように
ロープ巻で吊り込んでいます。

風でふらつくとぶつかりそうになるので
据え付けるまでは気を遣います。
 


梁が完了すると
屋根下地材を受ける大垂木を掛けます。



その後に化粧合板の
「Jパネル36㎜」を敷き込みます。

耐震性能で屋根面剛性には欠かせないのと、
化粧面材としてダブル性能を発揮します。
 


3層構造です。
床材に使えるほどの厚みがあります。

でも見えるのは室内側の天井だけ。
なんともゼイタクな使い方です。
 
屋根面の気密と断熱の施工が
このあと続きます。
 


東京支店