現場リポート REPORT

内部左官工事



前回の内部造作工事から
今回は内部左官工事です。

外部の左官工事に引き続き、
山之内組の方々が内部の壁を
塗ってくれます。



内部壁の仕上げの材料は、
On The Wall Fiberという
西洋漆喰系の左官材です。

漆喰といえば
日本の蔵などで使われる
白色の表面の滑らかな壁を
思い浮かべますでしょうか。

加子母子屋の内部壁は
この西洋漆喰の白い壁が
標準の仕様となっております。
 


では、早速工事に移りましょう。

塗る壁の廻りを養生し、
材料を練っていきます。



まずは2階からです。

パテ・ひび割れ防止の下処理をした
石膏ボードの上に直接塗っていきます。



1人が材料を練り、
ほかの3人が連携して
壁を塗っていきます。

夏場で乾くのが早いので
スピードが重要です。



写真ではスピード感が出ませんが、
1日で1・2階のほとんどの壁は
塗れてしまいます。

現場にいる私はその連携とスピード感と
鏝捌きに見惚れてしまい、
「仕事しろ。笑」と叱られる始末です。



一旦塗って、
ある程度乾いてくると
鏝でさらに押さえて
表面を滑らかにします。

2階がある程度塗れてくると1人を残し、
残りの3人は1階を塗り上げていきます。
 


2日目で残りの部分を塗って完成です。



まず、2階の仕上がり具合から・・・


2階の掃出し窓の部分です。

桧と漆喰の白色は清潔感があり
相性バッチリですね。
 


こちらは2階のトイレです。

勾配天井まで伸びる左官壁の出隅が
左官壁らしさをより引き立てます。



階段から2階を見たところです。



そして1階のリビングと玄関の出隅。



乾いた後、
漆喰壁を触るとつるっと滑らかで、
ひんやりする感触を味わえます。

それに塗り厚は表面だけ薄いですが、
塗った後は部屋の空気が変わります。

桧と左官壁の香りは
何とも言えない爽快感です。
 


内部左官工事も完了し、
引き続き内部造作工事に戻ります。

完成も近づいてきました。
次回もお楽しみに!



神戸支店 卞悠