基礎工事
表層地盤改良工事を終え、
現場はしばらく養生期間。
その間、北側と東側の隣地境界では
コンクリートブロックによって
土留め工事を行いました。
宅盤はしっかり床付けされて
今か今かと基礎工事の着手を
待っていました。
基礎工事着手
まずは地盤改良によって
綺麗に床付けされた上に
ポリエチレンフィルム0.15mmを
敷き込みます。
これは地中からの湿気を
基礎に伝えなくするためのもので、
しっかりと重ね代は150mm以上を確保し、
穴があいてしまった場合は
テープで塞ぎます。
綺麗に床付けされた上に
ポリエチレンフィルム0.15mmを
敷き込みます。
これは地中からの湿気を
基礎に伝えなくするためのもので、
しっかりと重ね代は150mm以上を確保し、
穴があいてしまった場合は
テープで塞ぎます。
ポリエチレンフィルムの敷込みが完了すると
外周部の型枠の建て込みに取り掛かります。
特殊な形状の基礎でない限り
鋼製型枠での施工が一般的です。
そして鋼製型枠であることを利用し、
半年ほど前から
新しい工法を採用しています。
外周部の型枠の建て込みに取り掛かります。
特殊な形状の基礎でない限り
鋼製型枠での施工が一般的です。
そして鋼製型枠であることを利用し、
半年ほど前から
新しい工法を採用しています。
それが下の写真です。
その名も「NSP Fシート」。
岐阜県中津川市に本社を置く鋼製型枠を
製造・販売するメーカー、
株式会社エヌエスピーさんの製品です。
仕上がりは型枠を脱型すると
その姿を現しますが、
石目柄の塩ビシートで
基礎巾木のヘアクラックや白華が
表面に出てこないという利点があります。
その名も「NSP Fシート」。
岐阜県中津川市に本社を置く鋼製型枠を
製造・販売するメーカー、
株式会社エヌエスピーさんの製品です。
仕上がりは型枠を脱型すると
その姿を現しますが、
石目柄の塩ビシートで
基礎巾木のヘアクラックや白華が
表面に出てこないという利点があります。
その後、基礎の鉄筋の配筋へと
取り掛かっていきました。
取り掛かっていきました。
基礎配筋の全景です。
南北に長い建物だなってことがよく分かり、
中ほどには中庭スペース。
玄関へのアプローチは
その中庭に向かって真っすぐ進み、
木製の格子戸から望める
といった感じになります。
植栽や板塀などで
感じ良く仕上げたいと考えています。
基礎配筋検査
この日は
JIO(日本住宅保証検査機構)による
配筋検査。
女性の検査員による
厳しい検査がおよそ30分、
もちろん検査判定は「適合」。
同時に監理者による配筋検査も実施し
こちらも合格。
水廻りの排水管の先行配管も全て完了し、
これでベースコンクリートの
打設準備が整いました。
こちらも合格。
水廻りの排水管の先行配管も全て完了し、
これでベースコンクリートの
打設準備が整いました。
ベースコンクリート打設
雨天のため2日延期しましたが、
ようやく梅雨の合間の晴天の日に
ベースコンクリートを打設。
朝一番に打設を開始して
順調に作業が進み午前中で打設が完了、
そして午後から押さえ。
丸一日かけて終了しました。
ようやく梅雨の合間の晴天の日に
ベースコンクリートを打設。
朝一番に打設を開始して
順調に作業が進み午前中で打設が完了、
そして午後から押さえ。
丸一日かけて終了しました。
ベースコンクリート打設から2日後、
現場担当者の奥村晃弘くんは
墨出しに精を出していました。
立ち上がりの型枠の
建て込み位置を記す作業です。
これを誤ると土台が基礎から
コボれてしまいますので
慎重にかつ正確に行っています。
基礎立上り型枠の建て込み
型枠は墨出しの通り建て込みました。
立ち上がりの基礎幅は150mm、
高さは設計GL(地盤面)より400mmです。
そしてこの日は、
前面道路から給水管と下水管の
引き込み工事も行われました。
確認済証が交付されてから
名古屋市に給水管引き込みの申請をし、
およそ1ヶ月半でやっと水が引けました。
その間はお隣さんのご厚意で
水をお借りしていたのですから、
行政にはこのあたりの
スピードアップを求めたいものです。
立上りコンクリート打設
この日は立上りコンクリートの打設。
天候が不安定で晴れたり
雨がパラついたりのお天気だったので、
打設しながら速やかに
雨養生をしていきました。
基礎天端の精度はとても重要なので
慎重に作業を進めていきました。
立上り型枠の脱型
脱型でFシートが姿を見せましたが、
綺麗な仕上がりのようです。
こうして基礎工事は無事完了しました。
梅雨時の外作業は
いつもその工程に悩まされますが、
そんな中でもまずまず順調に
ここまでこれたと思います。
そして現場はいよいよ
建て方の日を待つばかりとなりました。
次回は木材検査の様子をリポートします。
加子母の製材屋さんで生まれた奥様。
その製材屋さんで引かれた
素晴らしい木材を存分に
ご見学いただきしょう!
設計・監理 小林尚長