現場リポート REPORT

基礎工事2



建物の基礎工事の後に
上棟をするのですが、
冬のコンクリートは気温の関係で
養生期間が必要です。

コンクリート打設から
上棟までの日数を考慮して
現場では配筋工事を急ピッチで進めました。



 

鉄筋は全て工場で加工されてきます。

変形した鉄筋部材も敷き並べて
結束線で留め付けで完了。

床スラブ配筋もガッチリと
200ピッチ及び150ピッチで組んでいます。
 


土台から外側へ
木製建具の本数によっては
受け土台を含めると
基礎幅が大きくなる場所もあります。

まるで鉄筋コンクリート造のような
ゴツさがありますね。
 


配筋完了時に第三者検査機構
JIO(日本住宅保証検査機構)の
立会い検査です。

鉄筋の間隔、定着長さ、
型枠からのかぶりなど
チェックしていきます。

問題なく合格しました。
 


検査が明けて
翌日にコンクリート打設します。
 


都内で駅前に近く、
朝の通勤時間は人と自転車が
たくさん行き交う場所なので
道路使用許可を取っています。

左手に赤いポンプ圧送車を敷地に入れ込み
ミキサー車がバックで接近し
プレミックス生コンを流し込みます。

通称:ミキサー車は正式には
アジテータトラックといいます。
業界用語に近いですね。

タンクがぐるぐる廻るのは
生コンの成分(水、砂、砂利、セメント)の
比重が違うので分離するのを防ぐためです。
 


コンクリートが適正な強度を持つか
テストピースを採取します。

目盛りで測っているのは
「スランプ値」といって生コンの固さです。
18㎝でした。合格。

テストピースは工場へ持ち帰り
4週間で規定の強度が出ているか
後日圧縮テストをします。
 


現場ではポンプから圧送された
コンクリートを規定の厚さまで打設します。

緑マークを付けた鉄筋棒が厚さの目安です。

密実なコンクリになるように
バイブレーターで振動をかけます。
 


基礎外周部には設備配管が
貫通するためのスリーブが取付きます。

補強鉄筋もセットされています。



天候もよく、
ベースコンクリート全面打設が
完了しました。
 
次回は基礎工事の完了までを報告します。


 
東京支店