関西
"まてい"

西宮で耐震改修工事の現場があり、調査から現場をみさせて頂く機会や、
設計室長の今井清隆さんのブログもあり、実家について考える機会が増えました。
実家は築100年を超えます。(聞いた話では)
田舎特有の屋号も残ってたりします。
そのため増築、改修を繰り返し、様々な時代の仕様や様式が混ざっています。
年末年始に帰省した際に間取りをまとめてみました。
設計室長の今井清隆さんのブログもあり、実家について考える機会が増えました。
実家は築100年を超えます。(聞いた話では)
田舎特有の屋号も残ってたりします。
そのため増築、改修を繰り返し、様々な時代の仕様や様式が混ざっています。
年末年始に帰省した際に間取りをまとめてみました。
建坪で約130坪、これに2階分が加わります。
1家族で住むには無駄に広い
今は少ないですが、昔は家で法事等をしたため、人が集まる機会が多く
上座敷・下座敷や客間、縁側、応接間に加えて使っていない部屋も多くあります。
これに加えて、主屋に付随した蔵、長屋と付随した蔵2つ、小さい離れ。
上記には含んでいない農機具小屋、干し柿用の小屋、長屋の下には地下まで...
使い方に頭を悩ませるばかりです。
1家族で住むには無駄に広い
今は少ないですが、昔は家で法事等をしたため、人が集まる機会が多く
上座敷・下座敷や客間、縁側、応接間に加えて使っていない部屋も多くあります。
これに加えて、主屋に付随した蔵、長屋と付随した蔵2つ、小さい離れ。
上記には含んでいない農機具小屋、干し柿用の小屋、長屋の下には地下まで...
使い方に頭を悩ませるばかりです。
裏庭には池があり、湿気が籠りやすく
その影響で下座敷の床組も、腐朽や少しですが白蟻の被害もありました。
そこは、床組や畳をやり替えて、今は板間となっています。
外部にも傷みが出てきており、帰省時に雨樋の補修も行いました。
昔の人が手間暇かけた建物ではあるので、向き合わなければいけないものです。
2015年の空家等対策特別措置法から「空き家」について、耳にする機会が増えました。
人口減少に伴い、地方都市の人口は大幅に減り、空き家も増えていくでしょう。
2025年4月から建築基準法の改正により、一部、住宅改修でも確認申請が義務化され、
構造計算や省エネ性能も審査基準となりました。
不正な工事は減り、安全性能等は確保されますが、負担は大きくなるでしょう。
様々な知識を蓄え、情勢をみながら考えていく必要があります。
ただ家づくりは「楽しい」ものです。
毎日暗いニュースを耳にしますが、気持ちは明るくいきたいものです。
”まてい”は方言で丁寧という意味です。
※もったいない、時にけちくさい程まめまめしく働くという意味もあります。
今あるものを残しながら、使えるものは使い、
時にはけちくさく貪欲に生きていきたいと、そう感じております。
神戸支店 宮下龍之介
その影響で下座敷の床組も、腐朽や少しですが白蟻の被害もありました。
そこは、床組や畳をやり替えて、今は板間となっています。
外部にも傷みが出てきており、帰省時に雨樋の補修も行いました。
昔の人が手間暇かけた建物ではあるので、向き合わなければいけないものです。
2015年の空家等対策特別措置法から「空き家」について、耳にする機会が増えました。
人口減少に伴い、地方都市の人口は大幅に減り、空き家も増えていくでしょう。
2025年4月から建築基準法の改正により、一部、住宅改修でも確認申請が義務化され、
構造計算や省エネ性能も審査基準となりました。
不正な工事は減り、安全性能等は確保されますが、負担は大きくなるでしょう。
様々な知識を蓄え、情勢をみながら考えていく必要があります。
ただ家づくりは「楽しい」ものです。
毎日暗いニュースを耳にしますが、気持ちは明るくいきたいものです。
”まてい”は方言で丁寧という意味です。
※もったいない、時にけちくさい程まめまめしく働くという意味もあります。
今あるものを残しながら、使えるものは使い、
時にはけちくさく貪欲に生きていきたいと、そう感じております。
神戸支店 宮下龍之介