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自宅改修 11年経過報告


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
本日は、自宅改修の経年変化や工夫した内容を公開します。


玄関ホールの桧床板です。傷やシミは少しありますが、何ともありません。
新年なのにクリスマスツリーは・・・見過ごしてください。
                  玄関天井

格子の間に見えるのは網代風クロスですが、これは30年程前に貼ったものです。
予算もないし何か良い方法は無いものかと考えた末、天井を剥がさず木格子で
覆ってみました。

下足入れです。これも安い既製品を購入しその上に杉無垢天板を乗せてみました。

板の間です。元々畳の居間でしたが、玄関横で寒かったので隣の部屋へ移動し
板の間にしました。

床板は杉無垢30㎜の厚板です。敷物をしていたので日焼けの境目が分かります。
私的には全然気になりません。

元々和室なので、格子の間に見える板は昔よくある目透かし敷目天井板です。
これも費用が掛からない様、木格子で覆ってみました。

現在の居間の天井です。囲炉裏がありましたので梁は黒く燻されています。
踏み天井なので梁の間の板を新しい杉無垢板でこれも又覆ってみました。

キッチン床は桧、壁天井はモイス。これまた既存の床・壁・天井は剥がさずぐるっと
覆いました。覆うのがお気に入りか。。。矢印の部分床は日焼けしています。

洗面壁・天井高野槇無垢板です。30年前の改修時は壁クロス貼りで天井杉板張り
でした。
20年経つとクロスは剥がれビリビリでしたが、天井板は何ともなっていませんでした。
その経験もあり、洗面は板張り!と決めていました。11年経っても何ともありません。
トイレです。腰上壁と天井は和紙貼りです。矢印の扉は榀べニア5.5のみの
薄板です。裏側が少しカビてきたのでニスを自分で塗りました。

2階寝室です。築130年昔ながらの中二階の建物なので、窓際は1.5m程しかなく
頭をつかえます。窓際まで人が行かない様に地袋収納を作りました。
これで頭をぶつける事はありません。

同じく2階寝室。梁をそのまま表し屋根なりの勾配天井としました。
壁・天井は和紙貼りです。

自宅改修後11年が経過しました。
自然素材を使用し、お金が極力掛からない様に工夫し、自分としては満足しています。

新築ばかりではなく、古民家改修などもしておりますので是非ご相談ください!


本社設計室 今井清隆