造作工事
外壁工事が順調に進んでいるということは
建物内部の造作工事も着々と進んでいます。
外から見えている変化に注目が集まりがちですが
室内でも大工さんが細やかな作業を積み重ね
住まいの「使いやすさ」と「心地よさ」を形にしていきます。
まずは板張り工事の様子。
こちらは天井と同じく、杉の赤特(あかとく)を使用しています。
赤身特有の深みのある色合いは
経年とともに味わいが増し
長く暮らすほど愛着が湧いてくるのが特徴です。
板一枚一枚の木目の表情や色味を確認しながら貼っていくため、
仕上がった空間には自然素材ならではの柔らかい雰囲気が広がります。
続いて、小上がりの製作過程です。
床と少し段差をつけることで空間に変化が生まれ
腰掛けとしても、収納スペースとしても活躍します。
「ここに座ってくつろぐシーン」「子どもが本を読んでいる姿」……など、
完成後の暮らしが自然と想像できる場所です。
完成した姿は、最後の現場レポートで改めてお披露目いたしますので、どうぞお楽しみに!
そしてこちらは造作棚。
棚は“ただ置くだけ”の家具とは違い、
寸法や奥行き、角の収まりなど、
細かな調整が空間の使い勝手に大きく影響します。
写真では少し分かりづらいのですが、
角の仕上げを大工さんが丁寧に削り、
手が触れても痛くないよう丸みをつけています。
こうした繊細な作業は、既製品ではなかなか叶わない、造作ならではの魅力です。
造作工事は、暮らしの「当たり前」を支える大切な工程。
細部まで目を配りながら、使う人のことを考えた家づくりが続いています。
現場の進捗は、今後も引き続きお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
こちらの物件は随時現場を見学いただけます。
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