現場リポート REPORT

木材検査

木材検査 in 加子母

弊社では、家を建てる際には岐阜、特に東濃地域の木材を使用します。

家の構造躯体になる、柱・梁・桁・母屋・垂木といった材料を

お施主様、材木屋、プレカット工場、工事担当で検査を行います。

使用する材料の含水率(木材が乾いており、規定値の範囲内にあるか)

あとは、節、割れの位置、木目を確認してどこに使うかを確認していきます。

写真で見えているのが、家1軒の構造材として使う木材です。

お施主様の想像よりも多いため、いつも驚かれます。

木材を使用する箇所ごとに抜粋して、含水率計を用いて1本につき4箇所(末口、中間、元口、小口)

測定していきます。

含水率は、10%~20%を基準としています。今回の検査でも全数基準値を満たしています。


今回の建物(加子母子屋)では、真壁となるため大黒柱に加えて化粧柱も見えます。

そのため、背割れ(全面に割れが出にくいように1面にわざと割れをいれること)

や小節の位置に合わせて使う位置や向きを決めていきます。

写真の2本が大黒柱で、径が18cm、長さが約7mの材料になります。




こういった検査の際に、加子母を訪れていただき、山から製材所、プレカット・造作工場といった

家づくりに携わる一連の流れを体感してもらう機会としています。

関西からですと距離もあるため、なかなか難しい面もありますが、

一度、体感してもらえるとより、木材・人・土地の魅力を感じられると思います!


弊社では、春と秋に"水と緑の勉強会"として家づくりの流れを体感して頂くイベントも開催しております。

引き続き、工事の状況の見学会も開催しております。

木ままに見学会の申し込みはこちら!


いよいよ、中旬より建て方が始まります。

次回の現場レポートもお楽しみに!!