現場リポート REPORT

断熱吹付工事




各種検査も無事終わり、
断熱吹付工事に入りました。


加子母子屋で採用する断熱材(外壁)は
アイシネンと呼ばれるカナダで生まれた
現場発泡方式の吹付断熱材です。

カナダはさまざまな気候風土があり、
その多様な気候にも
遍く対応している実績があり
北米ではシェアNo.1の断熱材です。

最大の特徴は、
気密性能が確保しやすいという点です。

気密性能が低いと
いくら断熱性能が良くても
隙間から外気が侵入し
断熱性能が十分に発揮されません。

アイシネンは発泡断熱材なので、
隙間なく充填され
断熱材の性能を十分に発揮できる点で
採用しております。

また水で発泡するので、
フロンなどを含まず、
シックハウス症候群などの
原因物質とされるホルムアルデヒドや
VOC(揮発性有機化合物)を
一切含まないので、
人体にも配慮した断熱材です。
 


前置きはこのくらいにして、
アイシネンの施工性の良さを
リポートいたします。

加子母子屋では、
主に外壁にアイシネンを吹き付けており
化粧材・サッシなどの
養生を済ましてから吹付開始です。

2階から1階へと吹き付けていきます。
 


養生含め、朝から始めて
15時くらいには吹付は完了します。



吹付完了後は、2階から
発砲した余分なアイシネンを
専用の刃物で削ぎ落し
壁の下地材の表面に合わせて
整えていきます。



この時点でほとんど隙間なく
充填されていますが、
発泡しすぎて少し空隙があるところには
スプレータイプの現場発泡断熱材で
補完していきます。



補完したところも整えて清掃を済ませば、
アイシネンの施工は完了です。



完了までに丸2日かからないという
スピード感もアイシネンの特徴です。

気密性能と断熱性能の確保、
施工性の良さが加子母子屋で
アイシネンを採用する主な特徴です。
 


次回は屋根板金工事について
リポートいたします。

お楽しみに!



神戸支店 卞悠