躯体検査と中間検査
「ふるさとと繋がる家」は
感動の上棟式を終え
次なるステージへと進んで行きます。
建物を守るために
躯体(くたい:骨組みのこと)の状態で
様々な工程がありますが、
見えなくなってしまうところこそが重要。
しっかりと施工しキッチリ検査をします。
防腐防蟻処理
中島工務店では防腐防蟻処理として
“エコボロンPRO”を噴霧します。
エコボロンの主原料はホウ酸塩で
昆虫を寄せ付けず
人体には無害の薬剤です。
土台、柱、床下地と
現場担当者の奥村晃弘くんが
噴霧器を担いで自ら施工します。
一方、建物外では大工さんが
サッシを取り付けています。
YKKapのアルミ樹脂複合サッシで、
ガラスは遮熱Low-Eです。
サッシを取り付けています。
YKKapのアルミ樹脂複合サッシで、
ガラスは遮熱Low-Eです。
そして外部は耐力面材の
MOISS-TMを施工していきます。
耐力面材としては
決して安価ではありませんが、
外壁の仕上げの一部が
ガルバリウム鋼板であることから、
その下地を防火材料にする必要があったので
この製品を採用しました。
屋根はガルバリウム鋼板たてハゼ葺き。
南北に長い間取りで
軒先から棟までの距離が10m近くあり、
更に緩勾配と言うこともあって
すごく安定感があります。
外観をお見せするとこんな感じになります。
天候にも恵まれ着々と
外周りは雨仕舞が進んでおり
今のところ順調に工程がこなせています。
岐阜県県産材流通課の検査
「ふるさとと繋がる家」は
岐阜県の事業である、
ぎふの木の家づくり支援(県外版)の
申請をしています。
これは岐阜県産材を使った家づくりに対して
岐阜県が建築主に補助金を交付する
という制度です。
これまで岐阜県内での
同様の制度はあったのですが、
今回県外版が新設されましたので、
それに申し込むことができました。
補助金をいただくためには
厳しい条件がありますが、
この日は県の担当である
県産材流通課の職員が現場に訪れ、
使用材料の材種や
サイズの確認をして行きました。
厳しい条件がありますが、
この日は県の担当である
県産材流通課の職員が現場に訪れ、
使用材料の材種や
サイズの確認をして行きました。
勿論検査は合格。
現場の施工状況は
補助金を頂く条件を満たしているとのことで
まずは安心しました。
今年度のこの制度の枠は
全体で20棟とのこと、
来年度も是非継続して
残してほしい制度ですね。
構造見学会
この構造見学会も
ぎふの木の家づくり支援事業の
条件になっていたのですが、
中島工務店としても
久々の構造見学会となりました。
当日は生憎の空模様でしたが
たくさんの来場者にご見学いただきました。
仕上がってしまうと
隠れてしまう部分だからこそ
しっかり見せたい。
お客様もあまり見ることのできない部分を
興味深く見学されていきました。
東濃ひのきや長良すぎをはじめ、
耐力面材や断熱材、
給排水の配管や電気配線等も
細かく質問される
熱心なお客様も多かったです。
中島工務店は
見えなくなってしまうところにも
自信を持っていますので、
今回の構造見学会は
大変意味のあるものになりましたし、
今後も定期的に実施していく予定です。
躯体検査と中間検査
この日はJIOによる躯体検査を実施。
耐力面材や構造金物を細かく検査し
適合の判定。
同時に監理者による躯体検査も実施。
設計図と現場を照合し
耐力面材の種類や性能、
そしてその性能を満たすための
釘の種類や間隔、
必要強度の構造金物が設計図通り
設置されているか等の検査をし、
検査結果は合格。
さらに午後からは
確認検査機関による中間検査も実施し
全ての検査をクリアしました。
検査に合格することは当たり前ですが、
構造強度を保証するための検査は
“する側”も“される側”も
常に緊張するものです。
一方、現場の外でも
打合せは重ねられていますが、
キッチンは奥様の拘りで
タカラスタンダードの
システムキッチンです。
タカラと言えばホーロー、
ホーローと言えばタカラと言うほど
メーカーとしてもこのホーロー流し台には
特に拘っているところです。
打合せは重ねられていますが、
キッチンは奥様の拘りで
タカラスタンダードの
システムキッチンです。
タカラと言えばホーロー、
ホーローと言えばタカラと言うほど
メーカーとしてもこのホーロー流し台には
特に拘っているところです。
メーカーの拘りと奥様の拘りが一致した
この日の仕様決めは全く順調。
心地よく打合せの時間は過ぎていきました。
次回は構造見学会の目玉でもあった
断熱材についてリポートいたします!
断熱材についてリポートいたします!
設計・監理 小林尚長