現場リポート REPORT

上棟式までに



前回までで、屋根工事が完了しました。
雨の国、日本では雨仕舞いが肝心ですね。

「棟上げ」=「上棟」は
棟木があがったところでするのが本来ですが
雨で折角の化粧木材が
濡れてしまうリスクを考えると
屋根工事を進めておく方が無難です。
 


完成した屋根の下では
大工棟梁が金物の取付を進めています。



耐震性を確保するため
建物の浮き上がりに効く
ホールダウン(土台と柱)や
浮き上がり防止に欠かせない
プレート金物(梁と柱)



甚大な被害を受けた熊本地震では
土台から根こそぎ倒壊した建物が
散見されました。

金物も取付方法を
よく知って緊結しないと
全く意味のないものになります。

土台の穴貫通部は気密のために
入念に発泡ウレタンで
隙間を埋めていきます。

小さな隙間もシャットアウトして
断熱効果のレベルアップをします。
 


外部の壁下地も多少貼り進めていきます。
 
パネルに印刷された表示が
いかにも強そうですが、
釘ピッチを150㎜で留める事で
効果が出ます。

木造軸組工法も耐震性を向上するために
壁パネルを使用して
面剛性を増すことが出来ます。



内部から見ると斜めの筋交いがありません。

足元の金物や断熱材に干渉しないので
合理的です。



2階の床下地も早々と貼り込みして、
上棟式の日には階上も
見て頂ける様になりました。
 


上棟式当日が近づいてきました。




東京支店