スタッフブログ STAFF

中部

レザークラフトで鞄を作りました


前回作成しました小物入れを脱着できる鞄を作りました。
小物入れを作りつつ考えて、構想2か月、作成3か月ほどで
ゆっくりと少しづつ作成しました。

今回は革用のワックスもビーズワックスと亜麻仁油を合わせて自作して、
ワックスを塗り込んであります。

出来上がってから少し時間が経つので、少し焼けてよい色になっています。
ワックスの効果もあって、雨などによる水シミが目立たなくなりました。

小物入れと同様に鞄のマチの部分を桧の板として型崩れがしにくいように
してあります。

革も同じ2㎜厚のサドルレザーを使いました。

今回は革と木板のファスニングは太鼓鋲で留めました。
小物入れのようにビスで留める方が強度は出そうですが、
ビスの頭が何かと触るものをひっかくので、
テーブルなどに置く際に気を遣うことがあり、鋲にしました。

ビスでも心配したほど服にダメージを与えることはないのですが、
前回同様Molleシステムを取り入れたベルトで色々と取り付けるようにしてあります。

今のところ、コンベックスや水筒、工具などを取り付けています。
先に作った小物入れも引掛けて一体化できるようにしてあります。

実は手持ちの部分の強度が足りず鞄が型崩れしそうだったので、
あとから補強を縫い付けたりと失敗もありました。

手間と材料の金額を考えると買う方がずっと安上がりなのですが、
自分で設計して作るという楽しみは失敗も含めてプライスレスです。
次はMolleシステムに取り付けられる小さなボーチを作ろうかと思っています。

段々と革の制作物が増えてきていて、手入れも怠りなくしなくてはと思っています。
手間をかけて作り、手入れも手間がかかるという何とも時間のとられる趣味だなと
思う次第です。



名古屋支店 香田雅紀