中部
再利用
家の解体時には家財の分別整理整頓、
そして不用品の廃棄が必要になります。
中でも手作業で造られた物は廃棄しづらいものです。
今回ご紹介する物は
伝統的な日本家屋の和室にある
欄間の再利用についてです。
欄間は比較的大きな物が多くて、
再利用を考えるには難しく、
せいぜい手摺の腰壁部分に嵌め込んで
使用するのが一般的です。
廃棄される予定であった、
松竹梅が彫り込まれた欄間を
なんとか利用出来ないかと考えました。
欄間の長さ(1間)は片側3人が座れる長さであり、
1枚の巾(1尺1寸)は2枚並べると
丁度よい巾になる点に気が付き、
テーブルとして製作する事にしました。
天板には強化ガラスを乗せたので
それなりの重さにはなりましたが、
6人が向かいあって座る事が出来る、
テーブルになりました。
こんな利用方法もある事を
ご紹介させていただきます。
本社住宅部 加藤隆