暮らし
シャガとキチジョウソウの育て方
住宅建築のプロが納得できる
家づくりのヒントをお話しするブログ。
家づくりのヒントをお話しするブログ。
今回のテーマは
「シャガとキチジョウソウ」です。
「シャガとキチジョウソウ」です。
というのも
長久手Studioができてもうすぐ4年、
当初お庭に植えた
シャガやキチジョウソウが
なぜが随分黄色くなって・・・
え?枯れてる???という状態。
当初お庭に植えた
シャガやキチジョウソウが
なぜが随分黄色くなって・・・
え?枯れてる???という状態。
黄色くなったところはまだしも、
なぜかシャガもキチジョウソウも
すっかり姿がなくなって
土が露わになっているところまである始末。
毎日毎日、水やりしてくれていたにも
かかわらずですよ!
毎日、天気予報を確認しながら
水やりしてくれています
水やりしてくれています
これはなにか理由があるに違いない!
ということで原因究明と
お手入れに乗り出すことになりました。
一般のご家庭でも下草によく使われる
シャガとキチジョウソウの
植え方、育て方として
参考にしてみてください。
お手入れに乗り出すことになりました。
一般のご家庭でも下草によく使われる
シャガとキチジョウソウの
植え方、育て方として
参考にしてみてください。
目次
1.うまく育たなかった原因
2.用意したもの
3.残っている株を移植して
不要な植物を取り除く
4.土をつくる
5.シャガとキチジョウソウを植える
竣工当時はこんな感じ。
比較的背が高いのがシャガで、
低いところで地面に広がっているのが
キチジョウソウ。
低いところで地面に広がっているのが
キチジョウソウ。
6月竣工という季節柄もありますが、
どちらも青々としてますよね。
で、現在のお庭がこちら・・・
黄色くて丈が短くて、
触るとシャカシャカ音がして
「枯れてる・・・?」って感じ。
触るとシャカシャカ音がして
「枯れてる・・・?」って感じ。
それでもシャガは花を咲かせてるんですけど
キチジョウソウの花は見当たりません。
下草=グラウンドカバーのはずが
土が見えてしまっているところもあります。
シャガとキチジョウソウは
どちらも常緑多年草で、
半日陰を好むものの
比較的どんな場所でも育つとされています。
なんだったら増えすぎに
注意しなきゃいけないくらいらしいんですが
なぜうまく育っていないのでしょうか。
注意しなきゃいけないくらいらしいんですが
なぜうまく育っていないのでしょうか。
実は「半日陰を好む」
というところがポイントだったんです。
自分たちの手で植え直しに挑戦する前に、
念のためこの庭をつくってくれた
造園屋さんに見てもらったところ、
陽が当たりすぎかもとのこと。
長久手Studioの庭は
すごくすごく陽当たりがよくて、
たぶん庭を計画したときに想定したよりも
陽が当たりすぎたのが原因だと
考えられるようです。
確かに、
比較的日陰になりやすいところで
よく花が咲いています。
土が見えてしまっているところについては
肥料不足も考えられるそう。
最初に肥料を混ぜた土を入れていましたが
地面に傾斜をつけているため
肥料が流れてしまったのではないか
ということでした。
なるほど~・・・
原因はわかりました。
では、もう一度土をつくり直して
シャガとキチジョウソウを
植えてみましょう!
シャガとキチジョウソウを
植えてみましょう!
シャガの苗(右)を5ポット、
キチジョウソウの苗(左)を20ポット。
キチジョウソウの苗(左)を20ポット。
いずれもネット通販で仕入れました。
ちなみに仕入れてから植える日まで
1週間ほど日陰で保管していたんですが
シャガはそのあいだに5センチくらい
伸びていました。
やっぱり日陰が好きなんですね・・・
道具と肥料と腐葉土も準備します。
ヒョロヒョロと小さい株ばかりだったので
いったんプランターに移して
別の場所で育てることにしました。
いったんプランターに移して
別の場所で育てることにしました。
大きくなったら再び植える予定です。
4年のあいだに、
どこからか種が飛んできたのか、
植えたわけではないものも
いろいろ育っています。
自然に近いイメージなので
そのままでもいいのですが、
植木の成長を妨げるものは除去します。
例えば、
繁殖力が異常に強い笹や謎のつる植物。
ヤマザクラの根元に生えてきた
ナラの一種と思われる木も、
ものすごい勢いで成長しているので
この際伐ってしまいます。
ナラの一種と思われる木も、
ものすごい勢いで成長しているので
この際伐ってしまいます。
ほかにもいろいろ生えていることを
改めて確認しましたが
害のなさそうなものはそのままにして、
とりあえずこれで土づくりへ進みます。
改めて確認しましたが
害のなさそうなものはそのままにして、
とりあえずこれで土づくりへ進みます。
シャガやキチジョウソウが
ほとんどなくなっていた部分の土は
ものすごく固くて、
鍬じゃなければ掘り起こせませんでした。
ほとんどなくなっていた部分の土は
ものすごく固くて、
鍬じゃなければ掘り起こせませんでした。
掘り起こした土には
ほとんど水分がなく砂のよう。
ほとんど水分がなく砂のよう。
これでは根が張れないのも当然
といった土になっていました。
掘り返したところに
腐葉土と肥料を撒きます。
肥料の分量は説明書に従いましょう。
混ぜ込みます。
これで植える準備ができました。
シャガもキチジョウソウも
横に広がっていく植物なので、
適度に間隔を開けるのがポイント。
ピンクのナデシコが写ってますが、
ほかにもシバザクラなんかも
何株かありました。
ほかにもシバザクラなんかも
何株かありました。
別件で買ったんですが、
この際一緒に植えてしまおう!ってことで。
植える作業自体は、
ポットのサイズくらいの穴を掘って
苗を入れたら再び土をかぶせるだけ。
左がシャガで右がキチジョウソウです。
最後にちょっと培養土をかけてみたので
表面に黒い土があります
(たぶんかけなくてもいい)。
表面に黒い土があります
(たぶんかけなくてもいい)。
水やりをして完了!
新築のときに庭も一緒につくると、
家全体の雰囲気は
とてもいい感じに仕上がります。
家全体の雰囲気は
とてもいい感じに仕上がります。
家を建てるなら庭もぜひ
一緒につくってほしいと思いますが
家だけでなく庭も
住み始めてからのお手入れが肝心です。
ときには長久手Studioのように
想定していた環境と違っていて
うまく育たないこともあります。
そんなときには計画した工務店に
相談していただくといいですが、
環境に合いそうなものを
植えてみるのも手でしょう。
今回でいうとナデシコやシバザクラは
シャガやキチジョウソウより
よく育つのではないかと予測しています。
シャガやキチジョウソウより
よく育つのではないかと予測しています。
さて。
植え直しはしたものの、
陽当たりがよすぎるという条件が
変わったわけではありません。
陽当たりがよすぎるという条件が
変わったわけではありません。
今回植えたシャガとキチジョウソウが
うまく根付くかはなんともいえませんが、
ダメだったら合うものを探して
いろいろ植えてみよう!となりました。
我が家でよく育つものを見つけるのも
楽しいですよね!
庭を含む外構を考えるときには
土間の仕上げ方なんかも重要です。
こちらの記事も参考にしてみてください。