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レザークラフトで小物入れを作りました


レザークラフトを趣味というには不定期に思いつくままに時々作っております。

今回は財布や手帳、携帯電話を入れる小物入れを作りました。
現場にも持っていくので、肩掛けや腰ベルトにも
取り付けできるようにして素早く出し入れできて
中身が飛び出さないようにフラップ付きにしています。

以前はもう一回り小さなレザークラフトで作った
小物入れを使っていましたが、ベルトにつける金具の根元が
千切れてきてしまったので新しく作りました。

今回は側面のマチを桧の板でつくり板に革を巻くことで入れ物にする形で作りました。
太鼓と材料の使い方が反対ですね。
小口の側が木の板で、周りを巻いているのが革になっているものです。
型崩れしにくいだろうというのが狙いです。
またマチを革にすると縫い合わせが
なかなか難しく縫い目がきれいにいかないこともあります。
できれば縫い目を減らしたい思いもありました。
縫いたくないようではレザークラフトが趣味とは大きな声では言えないです。

まずは型紙をつくり、紙で実際に作って大きさや形を確認します。
この型紙が革の切り出しのガイドになります。
紙で作成


革は植物タンニンなめし革でサドルレザーという表面を磨いた革を使いました。
厚さ2㎜で厚く腰のある革です。
革の値段が結構高く材料費だけで1万円を超えてしまうので作る方が安いと
言い切れないところです。
完全に趣味でしかないですね。

太鼓鋲も手に入るのですが、ネジのほうが外れないだろうと
頭がトラスになっているビスで木と革を留めています。
これが失敗で、ビスは頭が+になっており
この部分が机などにこすれると机を傷つけます。
同じように肩掛けにしていると服をこするため
長期的に着ている服にダメージを与えそうで怖いです。

正面と側面に革のベルトを縫い付けて隙間を開けながら縫い目を作っています。
米国の軍で使用されるMolleシステムを真似して
同じ寸法になるように縫い付けてあるため
カラビナやMolleシステムの小物が取り付けられるようになっています。
コンベックスやキーホルダーや水筒やライトを取り付けられるようにするつもりです。
側面が板のおかげで、しっかりとした型崩れしにくい小物入れになりました。

経年変化で濃い色になっていくのが楽しみです。


名古屋支店 香田雅紀