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関西

知られざる土の世界

神戸からすぐの淡路島
日本3大瓦の1つでもある淡路瓦は有名です。
なめ土(淡路土)と呼ばれる、製造に必要な土の生産地でもあります。

瓦づくりでは、
「1に土、2に焼き、3に成形」といわれ、
土も製造に大切な要因となるため、
古くから生活に必要不可欠なものだったことが分かります。
土のミュージアムSHIDOさんに行ってきました。
日本最古の神社「伊弉諾神宮」の近くにあります。

構造は鉄骨ですが、構成する床、壁、段の全てが土です。
場所によって土・工法・塗り方を変えて、
技術・表現を体感できる空間となっていました。
仕事で土壁を扱ったこともありますが、
土の持つエネルギーに圧倒されました。
トイレでは、淡路瓦をタイルのように使用しています。
瓦の焼成はあえて行っていないそうで、
経年変化で色味の変化が楽しめます。

社寺の現場で土壁を扱いましたが、
やはり奥は深く、とても勉強になりました。
SHIDOさんを後にして、日月長さんに行きました。

このお店もファサードに土を使用しており、
内部でも土壁を表しにしたりと、こだわりの空間でした。
ギャラリーとしても使われていました。
固めのプリンと生姜強めのチャイ、最高の組み合わせでした。
食器も作家さんの作品で1つ1つ違いました。
食は器も大切な要素なので、より美味しく感じました。
(途中からぬれせんべいに見えてきた私はセンスがないみたいです…)

土の魅力をより知れた1日でした。

※メイン画像はマツコさん激似の弁天様