スタッフブログ STAFF

中部

龍神火祭り

皆さん初めまして。
本社設計室の杉山と申します。
宜しくお願いいたします。

 
さて、皆さんは岐阜県下呂市の龍神火祭り
という祭りをご存じでしょうか?

その昔下呂市は耕作地も少なく貧しい里で、
冠婚葬祭で使うお椀やお膳の用意もままらない家庭もありました。

そんなとき下呂市を流れる飛騨川の「椀貸せ淵」
という大きな淵でお願いをすると
龍神様がお椀やお膳を貸してくれました。

里人は龍神様に感謝し、綺麗に洗いきちんと返していましたが、
ある里人が借りたお椀を持ち逃げしてしまいました。

怒った龍神様はお椀を取り返すために暴れまわり・・・

という昔話を元にしたスト―リーで、
下呂の5地区が各色5色の龍を担いで演舞をするという祭りです。

 
創立より50年弱となるこのお祭りに、今年も参加してきました。
 

私が参加したのは自宅のある少ヶ野地区。
少ヶ野地区は純白の龍です。

かっこいい・・・

少ヶ野地区在住の若手青年会会員が龍を担いで
昼間は少ヶ野地区を練り歩き演舞していきます。

私は去年、青年会会長を務めたので今年からは龍の担当はお役御免。
 

 
龍を振り回したり、駆けまわったり・・・

今年は女の子や外国の方も持ってくれました。
 
地区を一周し本番の龍神火祭りへ向けて下呂駅へ。

ここでも暴れまわります。


各地区の龍が続々と集結。

白、赤、黄、緑、ここには写っていませんが
青を含めた5頭の龍が、
このあと夜の本番において
温泉街の中心にある橋の上で順番に演舞します。

5頭中3頭の龍が単独で演舞し、残りは2頭合同で演舞します。
(今年の白と緑の龍の順番でした)


いよいよ本番。

眼前のお椀を睨んでいます。
(白い龍の目の前、棒の先の赤いのが借りパクしたお椀)
 

 
火を噴きながら走り出す龍

 
橋の上をさんざん駆け回った後あといよいよクライマックス。

ナイアガラ花火の降り注ぐ中、
最後の力を振り絞ってまだまだ駆け回る。
 

以上、いかがでしたでしょうか?

画像では中々伝わりにくいですが、
特にクライマックスのナイアガラ花火の中
駆け回る龍は圧巻の迫力です。

中でも白い龍は毎年違う演舞、
大量の花火演出で大注目です。白い龍ですよ。
 
ご興味を持たれたならぜひ一度龍神火祭りに足を運んでみてください。
 
白い龍を見に。


設計室 杉山穣