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さまよえるクマたち



今年は熊による被害が例年になく増加しました。
アーバンベア(都会型クマ)という言葉を
初めて耳にしました。

人に危害を及ぼすクマを
やむを得ず駆除するような場合でも
批判が集まっています。

野性のクマの怖さは実際に遭遇した人にしか
分からないと思います。
駆除を批判するだけでは、
問題の解決にはなりません。

そもそも、自然界で生活がなりたっていたクマが
なぜ人里に出現するようになったのか。

山に餌の実をつける広葉樹の減少などによって
山林での餌の確保が困難になり
餌を求めて出没する。

近年増えている耕作放棄地により、
柿や栗などが放置され、
人が入らなくなったことで
野生動物の餌になったのではないでしょうか。

なぜ広葉樹が減ったのか?
なぜ耕作放棄地が増えたのか?
クマたちには何の責任もないのに・・・



可児支店 田口槇子