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関西

最後に聴きたい歌



「あの人が選ぶ、究極の一曲 最後に聴きたい歌。」



2015年の雑誌penの表紙です。
タイトル通りいろんな人が
最後に聴きたい曲を紹介してくれています。

見ての通り読み込み過ぎて表紙が破れてしまい、
それでもテープで補強して
さらに隅々まで読み込みました。

本当に面白くて聴く音楽の
幅が広がるきっかけにもなったので、
その中から数曲紹介します。
 
 
まずはGavin Bryarsの
「Jesus’Blood Never Failed Me Yet」


紹介文には、
英国の前衛作曲家兼コントラバス奏者が
ホームレスの老人の歌をもとに仕上げた
1971年の曲。

わずか数小節の歌の繰り返しに
弦楽が静かに加わり、
ジワジワと心を包んでいく。

浮浪者の老人が歌う讃美歌の一説
「イエスの血は決して私を見捨てたことは無い」
を延々とループさせ、
ストリングスと重ねたアンビエントな曲。

と書かれています。
 
静かにはじまった曲が
ループしながら徐々に音が重なり、
音と自分の体の波長が徐々に合ってきて、
気づいたらその音世界に
没入しているような感覚になります。

非常に優しく時間をかけて、
そちらの世界に連れて行ってくれます。
少しでも興味を持たれた方は
是非聴いてみてください。
 
 
次はLOU REEDの
「Perfect Day」

バナナジャケで有名な
The Velvet Undergroundの
ボーカルの人の超名曲です。

もうすぐ公開される
ヴィム・ヴェンダーズ監督、
役所広司主演の映画「PERFECT DAYS」でも
流れているようなので、
映画も含めて興味のある方は
是非観に行ってみてください。
 


ちなみに、私が最後に聴きたい歌は、
今ならThee Michelle Gun Elephantの
「バードメン」。

最強のギターリフにリズム隊、
そして唯一無二のボーカル。

高校生の時に聴いてからずっと好きな曲、
そしてバンドが変わる度に
さらに好きになっていったボーカリストでした。

こんな最後に聴く歌、最高だと思います。
本当に最高でした。
 
ちなみに、ジャズオタクの父は
自分の葬式にはジャズを流してほしいと言っています。
 
 
みなさんの最後に聴きたい歌は何ですか?



神戸支店 川口洋輔