中部
京都旅行 #3
今回で京都旅行編最終回です。
最終回は古民家編をお届けします。
今回はだいぶ長編になりましたので
覚悟して見てくださいm(__)m
覚悟して見てくださいm(__)m
お寺も学生時代から好きになりましたが、
古民家も同様に好きです。
古民家も同様に好きです。
お寺は見ていると癒されますが、
古民家は興奮します。
最近では古民家をリノベーションして
お店にしているところが多く、
町を歩いているとよく見かけ
お店に入りたくなります。
ただ、何が良いとかは言語化できないので
誰かとこの気持ちを
共有することが難しいのですが、
なんか好きというやつです。
京セラ美術館を後にして、
徒歩圏内でお昼に入ったところが
まさに古民家を改修した古民家カフェ
『卯sagiの一歩』。
徒歩圏内でお昼に入ったところが
まさに古民家を改修した古民家カフェ
『卯sagiの一歩』。
築100年の趣と和風な設えがたまりません。
アプローチの塀は
杉皮の上に竹で押さえて止めています。
杉皮の上に竹で押さえて止めています。
古民家ではよく見かける杉皮も
今やナニコレと思われる代物と思います。
竹が若いので新しく張替えているように思います。
新旧が入り混じっても
時間が経てば違和感がなくなっていくのが
自然素材の良さでもあると思います。
昔の家は直すことが前提で
つくられているので
結果的に100年経っても良さが廃れないと
個人的に思います。
店内に入ると、お客さんがたくさん。
その中にたまたま、妻の友達と遭遇。
その中にたまたま、妻の友達と遭遇。
京都に来ることは
お互いに知っていたそうですが、
まさか同じ店だとは知らず。
僕も知っている友達であったがために、
驚きすぎて店内の写真を撮り忘れました。(笑)
世間は狭いと言いますが、
これは異常だと思います。(笑)
たまたま一番奥の席に案内され、
坪庭に面している場所へ。
坪庭に面している場所へ。
四方を建物に囲まれていますが、
太陽光が差し込み
窓際は自然光で明るくなります。
紅葉と蹲(つくばい)を中心として、
初めから自然にあったような佇まいで
設えてあります。
坪庭に面したところに
新しく増築したところの外壁が見えています。
新しく増築したところの外壁が見えています。
桁には丸桁を使い、垂木も丸。
華奢で柔らかい雰囲気があります。
木部は恐らく
すべて桧を使っていると思います。
節が無く、きれいな木目で
見ていて気持ちが良いです。
すべて桧を使っていると思います。
節が無く、きれいな木目で
見ていて気持ちが良いです。
注文したのはおばんざいセット!
京都に来たならこれを食べずしては帰れません。
味は言わずもがなですが、美味しかったです。
次に紹介するのは
場所を移して、嵐山のほうへ。
場所を移して、嵐山のほうへ。
『Snow Peak LAND STATION KYOTO ARASHIYAMA』
に行ってきました。
こちらは築100年になる料理旅館を
曳家でメイン通りに近づけて、
改修した建物です。
以前の趣がそのままに、
生まれ変わっています。
腰の高さほどのコンクリートの塀で
囲われていますが
外側と一部の内側が
一風変わった仕上げになっていました。
囲われていますが
外側と一部の内側が
一風変わった仕上げになっていました。
よく見ると、竹を型枠にして
コンクリートを打設しています。
竹の節がくっきりと浮かび上がっています。
まるでそこに竹が生えているかのような…
と言おうと思いましたが、
それは言い過ぎですね(笑)
気になる店内はこんな感じです!
やはり、昔の趣はそのままに改修されています。
間仕切りがなくなり、
縦に長い大空間になっています。
縦に長い大空間になっています。
土間の真ん中にあるテーブルのような
木材が横たわっているものは
もともと架けてあった梁を
再利用したそうです。
木材が横たわっているものは
もともと架けてあった梁を
再利用したそうです。
土間の上は一部吹き抜けになっており、
2階の床を取っ払っています。
確かに梁一本一本の間に
架かっていた形跡が見られますね!
照明器具はイサムノグチのakariが
多く使われています。
最近カフェとかでもよく見かけます。
土間で靴を脱いで床に上がるとこんな感じです。
恐らく、畳の御座敷で
大広間になるようなお部屋の襖を取っ払って
杉の床板を張って一つの空間に。
Snow Peak の商品が
魅力的にディスプレイされています。
松と鷹が彫られた欄間も立派です。
一番奥には床の間や
琵琶床になっていたところに
テントがディスプレイされていました。
琵琶床になっていたところに
テントがディスプレイされていました。
何というか、昔の人が見たら
怒られそうですね…(;^_^A
テント側から振り返り
立派な格天井を見ていると
鏡板に一部スリットが開けられています。
立派な格天井を見ていると
鏡板に一部スリットが開けられています。
僕が予想するに、
天井裏にエアコンが仕込んであり
吹き出し口になっているものと思います。
表に空調の機械が出てくると
元料理旅館の良い雰囲気が台無しです。
このような細かい気配りに感心しました。
部屋と部屋の間の鴨居は削ってありました。
そのままだと頭に当たってしまうので
少しでも削って気を遣っていました。
大工さんがどういう風に
削られたかはわかりませんが、
施工は大変だったろうという
目線になってしまいます。(;^_^A
こんなところを写真撮る人なんて
普通いないですね(笑)
このように改修したところがどこかを見て
大変だっただろうな~と感傷に浸るのも
職業病なのでしょうね。
大変だっただろうな~と感傷に浸るのも
職業病なのでしょうね。
こんな挙動のおかしい客にも
優しく店員さんは話しかけてくれました。
「建築好きなら、隈研吾さんと
共同開発したモバイルハウスの
『住箱-JUBAKO』がありますよ」と
教えてくれたのです。
共同開発したモバイルハウスの
『住箱-JUBAKO』がありますよ」と
教えてくれたのです。
以前、香田さんから教えてもらい、
気になっていた『住箱』が
まさかこんな偶然見られるなんて!
せっかくの機会なので、
見てもいいですかとお願いしたら、
お客さんがいないので
外からならいいですよと
快諾してくれました。
写真に収め、窓から中を覗き込み、
まるで不審者のようだったと思います(笑)
まるで不審者のようだったと思います(笑)
中はもちろん広くはないですが、
寛ぎスペースと寝るスペースについている
窓の開け放った扉と床の高さが揃って
デッキのようになることで
空間が広がって感じるような
仕掛けがありました。
寛ぎスペースと寝るスペースについている
窓の開け放った扉と床の高さが揃って
デッキのようになることで
空間が広がって感じるような
仕掛けがありました。
嵐山でBBQや焚き火をしながら
泊まれるなんて贅沢ですね。
このように、
魅力的なSnow Peakの商品を
ほとんど見ずに
建物だけ見て終わりました。
魅力的なSnow Peakの商品を
ほとんど見ずに
建物だけ見て終わりました。
実はキャンプも少しずつですが、
社会人になってから
趣味としてやっておりまして、
Snow Peakのチタン製マグカップは
愛用していて重宝しています。
もし持っていなければ
嵐山限定色のマグカップも
買いたかったですが、
自分ではステッカーを買い、
一緒に行ったお義母さんに
Tシャツを買ってもらいました。
お義母さんいつもありがとうございますm(__)m
商品に興味がないわけではなく、
それを上回るほどの古民家愛がある
ということにして
ボヤっとしたまとめとしたいと思います。
まだまだ京都には行きたいところが
沢山ありますので楽しみが尽きません♪
沢山ありますので楽しみが尽きません♪
もし皆さんが行かれた良かった場所
(お寺や古民家等々)があれば
教えてください(^^)
名古屋支店 大谷太郎