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筆記具のはなし



あまり凝り性ではないので、
持ち物に特に
こだわりが強い方ではないですが、
設計という仕事がら、
文房具というか、筆記具には
少しこだわりの部分があります。

よく使っている筆記具のはなしを
したいと思います。
 
最も実用的なものは
「ぺんてるサインペン」で、
前職の設計事務所の所長は
これの赤で図面に
チェックを入れていました。

はっきりとわかる筆跡と
意外にも細く書くこともでき、
力の強弱や傾きで表現もできる
優れものです。

現場で図で伝える時や修正をする際には
はっきりと修正箇所が分かる
このペンを使うこともあります。

私の場合はあまり出番は多くありませんが、
使いやすい筆記具です。
 
わたしが最もよく使っているのは
パイロットの「フリクション3色ペン」です。

図面のチェックや修正指示に使っています。

消すことで書き直しができることと、
色を使えることの両方が叶うのは
やはり便利です。

正直に言うとほとんど赤しか使かわず、
時々青を使う程度です。

それでも3色には理由があって、
グリップにアルミの削りだしの
互換商品を取り付けており、
この太さがちょうどよいのです。

ラバーグリップはべたついてしまい、
長期間使用できないです。
ボール径は0.38に替えて使っています。

図面の訂正にはより細かく
書くことができる方が良いのです。

60℃を超えるとすべてが消えるため、
車の中に置いておく書類は要注意です。


次によく使用するのは
三菱の「ジェットストリーム多機能ペン4&1」です。


消えてしまっては困る
手帳に書きこむのに使用します。

多色も便利ですが、
シャープペンがあることが便利です。

ちょっとした思い付きのスケッチや
間取りの試行錯誤は
やはり鉛筆で書きたいのです。

このペンはグリップが
木材になっているものを購入しましたが、
手に合わず、
アルミの削り出しの互換商品の
グリップを付けています。

フリクション3色と同じものの色違いです。

ボールペンは全色0.38のボール径に
替えて使っています。


正直上記のものは
文具としてあまり凝ったものでもないし、
スタイリッシュなものでもないのですが、
結局使いやすさで
よく持ち歩くものになっています。

3色と4&1は自作の革のシースに入れて
持ち歩いています。
 
ただ一つ、筆記具として
スタイリングに魅了されて
購入したものがあります。

「LAMY SWIFT」です。

ノック式の水性ボールペンで、
芯を出すとクリップ
(ポケットなどに引掛ける金具)が沈み込み、
持ち手を邪魔しなくなるギミックが
仕込まれています。

ポケットに刺すときには
クリップを出すため、
芯が出たままでポケットを汚してしまう
失敗が起きません。

色はクリップもグリップも
ノック部分もすべて黒で、
余分な色が入っていないことも
気に入っています。

惚れ込んで購入しましたが、
あまり使っていません。

リフィルのインクが独自の規格で、
M66の1種類しかなく、
インクの出が多く、裏写りするため
使いにくいのです。

私はパイロットのジュースアップという
水性ボールペンのリフィルに
入れ替えて使っていますが、
若干ペン先にガタがあり、
書き味が良くないのが残念な部分です。

これが原因というわけではないのですが、
結局使い勝手のよい筆記具に
後塵を拝しています。
 



名古屋支店 香田雅紀