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加子母の奇祭「なめくじ祭り」



(株)中島工務店の本社があります
岐阜県中津川市加子母は
木と共に生きてきた地域です。


本社から徒歩8分のところに
国指定の特別天然記念物
「加子母大杉」があり
そのふもと大杉地蔵尊の境内に
文覚上人(もんがくしょうにん)の
墓碑があります。

ここで毎年、なめくじを参拝する
「なめくじ祭り」が行われています。

文覚上人とは、
平安末期から鎌倉初期にかけて
活躍した僧で、
僧になる前の若かりし文覚が
友人の妻である
袈裟御前(けさごぜん)に恋をし、
友人を亡き者にしようとしたが、
袈裟御前を誤って殺してしまった。

文覚は罪を悔いて出家し難行苦行の末、
高僧となった人物です。

この墓碑に旧暦7月9日
(九万九千日・袈裟御前の命日)
の夜になると
どこからともなくたくさんの
なめくじが這い上がり、
夜明けとともにどこともなく
消え去ってしまうという
実に不思議な現象がみられます。

このなめくじは色が白く
首のあたりに刀傷と言われる
黒い班があり
文覚上人の罪を許し、
慕い寄る袈裟御前の霊と
言い伝えられています。

今年の旧暦7月9日は、
8月24日木曜日だったので
仕事終わりに参拝しました。


まずは、なめくじがいるか墓碑へ!

なめくじを探します。

今年は5匹いました!!

刀傷の班があるなめくじを探します!

夜に見る加子母大杉は
一段と迫力があります。

なめくじに因んだくじ引き「なめくじ」

豪華景品が当たります!

新型コロナの影響で
お祭りとして開催するのは4年ぶり

加子母地域の文化伝承が
再開されていく様子をうれしく思います。

来年2024年の旧暦7月9日は
『8月12日』です。

ぜひ加子母の「なめくじ祭り」に
お越しください。



本社住宅部 片田純子