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今井兼次巡礼2



戸松の第二回目は、
今井建築にハマるきっかけとなった
長崎・佐賀旅を紹介します。
1/14~15
今井兼次との出会いは本でした。
本で惚れてネットで調べて
Youtubeで動画を見て、、、
感動。

絶対に行かねばと思い、
佐賀で働く友達に連絡。

すぐさま飛行機のチケットを買って
いざ長崎。

目的の建築は、
長崎市の日本二十六聖人記念館と
聖フィリッポ教会。
長崎空港から車で1時間ほど。

2つの建築が建つのは
長崎市の西坂と呼ばれる場所。

ここは昔、キリシタン弾圧によって
26人の信者たちが磔によって
処刑された歴史があります。

左が二十六聖人記念館で
右が聖フィリッポ教会です。

日本二十六聖人記念館
二十六聖人記念館は
この度で1番最初に体感し、
1番の衝撃だった建築。

友達と展示室を回るにつれ、
「もしかしてヤバいんじゃないか?」
という興奮が湧いてきます。

それはお互いに言葉にしなくても伝わり
「栄光の間」によって確信となりました。

栄光の間
「この建築はヤバい」

僕と友達の理解を完全に超えた建築。

頭で考えることができなくて、
ただただ建築が訴えかけてくる何かを
受け止めるのに精一杯。

口からは「ヤバい」しか出てこない。

建築の持つちからに圧倒され、
頭の整理がつかないまま
次の聖フィリッポ教会へと向かいます。
聖フィリッポ教会

ガウディ研究に半生をかけた今井兼次。

初めてガウディを日本に紹介した
功績で知られています。
とは言っても、
当時は様式や装飾を否定した
モダニズム建築の時代。

ガウディ建築は嘲笑され、
今井は異端な存在として
批判の的となりました。

それでも、
今井のガウディに対する想いが
冷めることはありません。

大学では学生に熱く語ってたみたいです。

そして、この聖堂を引き受けた今井は
ずっっっっと抱いていたガウディへの想いを
この建築でカタチにします。
双塔に施された陶磁器のモザイク。

力強く生命力に満ちたものとなっています。

動き出しそうなくらいの躍動感。

最高です。

ステンドグラスから光が差し込む聖堂。

ほんっっっっとに良いです。

この空間で完全に
今井建築の虜になりました。

大感動。
大大大感動。
その後、友人といくつかの建築をめぐり
1日目終了。

これまでで、1番感動した建築と出会えた
充実しすぎた日でした。

日本二十六聖人記念館と
聖フィリッポ教会。

ほんとうに名建築なので
ぜひ一度訪れてみてください。


 
可児支店 戸松拓海