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スウェーデントーチ



会社で販売しています丸太で
虫食いがある商品が在庫で残っていました。

処分するのも勿体ないので
スウェーデン(スウェディッシュ)トーチを
造りました。
コロナでキャンプが流行ったせいか
じわじわと人気になってきました。

コンロになったりストーブになったりと
多機能かつおしゃれでマルチに使えます。
スウェーデントーチと聞くと、
スウェーデンで
使われていたように思いますが、
実はスウェーデンだけではなく
北欧でよく使われています。

木こりが暖をとる時に
丸太を使ったのが発祥で
そこから広がったそうです。
 
燃えている丸太を
コンロ代わりに料理に使用でき、
丸太の上に何も載せなければ
火が結構大きくなるので
小さいキャンプファイヤー気分も味わえ、
暖かいのでストーブにもなる優れものです。


4等分に切るタイプと
6等分に切るタイプがありますが、
某テレビ番組で“あばれる君”が
6等分に切るタイプに着火したら、
予想以上に燃えすぎていて
大変そうだったので
4等分に切るタイプを造りました。
 
まずはチェンソーでカット中に
丸太が転倒したら危険なので、
丸太の下に木をビスで固定し安定させます。

カットするラインの墨出しを行い、
チェンソーでカットする準備を行います。
 
いよいよ丸太に切り込みを入れます。
 
電動のチェンソーはよく使用しますが、
エンジンチェンソーは初めて使用しました。
初めてなのでちょっと怖くて
腰が引けています。
 
チェンソーで最も危険なのは
キックバックです。

刃が硬いものに触れたり、
木の間に挟まったりして
回転が妨げられると跳ね返ってくる現象で、
特に刃の先端部分に何かが触れると
発生しやすいので慎重に行いました。
 
なんとか1個目がカットできました。
 
垂直にチェンソーを入れるのが難しいのと
反対側がどのくらい切れているのか
わからないので、
何度もチェンソーを止めて
反対側を確認しながら進めました。
 
丸太に切り込みを入れる作業が終わったら
次は燃えやすいように
ドリルで空気穴を開けます。
 
穴開けが完了したら完成です。
 
最初はチェンソーが怖くて
ビビりながら作業しているので、
無駄に力が入りすぎて疲れましたが、
慣れてきたら無駄な力が抜けて
少し作業が早くなりました。
 
初めてエンジンチェンソーを使用して
ドキドキでしたが、
なんとか怪我もせず
安全に行うことができました。

外側は乾燥しているようでも、
切る途中で木の樹液が出てきました。
 
エンジンチェンソーは
なかなか使用する機会がありませんでしたが
今回使用してみて電動チェンソーより
エンジンチェンソーの方が
圧倒的にパワーがありました。

私の家には薪ストーブがあるので、
今度自分専用のマイチェンソーを
購入したいと思います。



名古屋支店 香賀秀和