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私が学生時代を過ごしたふるさと、青森。
その地には文豪、太宰治の生家があります。
 
その名も「斜陽館」
 
明治40年、
太宰の父・津島氏によって建てられました。
現在では
国の重要文化財に指定されています。
 
中学生の時に友人と訪れた際、
和洋折衷な建物に対して
不思議な感覚になったことを
今でも覚えています。
 
現代の建築では、
表現できそうでできないような…。
それはまるで、明治時代に
タイムスリップした気分でした。
 
100年以上前の建物ですが
大きな損傷もなく
静かに、津軽の地で厳かな佇まいを
残している館です。
 
津軽地方の人々は、
厳しい自然の中で過ごしてきたため、
寡黙な人が多いと言われています。
 
まさしく斜陽館は、
何も語らず
静かにその地で構える。
 
津軽の人々の気質をそのまま
建物に表現しているのではないかと
私は思います。
 



名古屋支店 外崎