現場リポート REPORT

基礎工事2



前回に引き続き、
南砂のいえの基礎工事を行っています。

今回は基礎断熱について説明していきます。




立上り枠



外周部の型枠の建込みを行いました。

水糸を基準に型枠となる板を
立てていきます。



板が倒れないように
外側に衝立を取り付けていきます。

衝立がしっかりと固定できていないと
コンクリートを打設したときに
枠が広がってしまい
強度にばらつきが出てしまいます。




防湿フィルム敷き



型枠を組み立て終わったら
スラブの上に防湿フィルムを
敷いていきます。



防湿フィルムは地面からの湿気が
床下に侵入するのを防ぐ働きがあります。



フィルム同士は150mm以上
重ねて敷いていきます。

隙間が出ないように
端までしっかりと敷き詰めます。




立上り断熱材



型枠の内側に断熱材を貼っていきます。



使用する断熱材は防蟻処理のされている
スタイロフォームATの厚み75mmです。
 
南砂のいえでは床下エアコンという
床下にエアコンを設置し、
床下から暖気が部屋に広がっていく
暖房方法を使用します。
 
暖気が床下に充満し
コンクリートに蓄熱されることで
暖房効率の向上につながります。
 


断熱材同士は防蟻ボンドをつけて接着し、
つなぎ目には上から白い気密テープを
貼ることで隙間をなくし、
シロアリが基礎内部に侵入するのを
防ぎます。




スラブ断熱材敷き



立上りの断熱材を貼り終わったら
スラブに断熱材を敷いていきます。



スラブとは床面の事で
今回は基礎の底面を指します。
 
断熱材は立上りとは違い
スタイロエースⅡの厚み30mmを
使用します。
 
立上りよりも薄い断熱材を使用するのは
外気に直接触れていないためです。
 


断熱材同士は気密テープを貼ります。
 
地中梁の部分にも勾配に沿って
断熱材を敷きました。
 
断熱材の小口を斜めに切るなど
隙間ができないように工夫をし、
きれいに仕上げることができました。
 
 
 
次回はいよいよ
コンクリートの打設に入っていきます。



東京支店 小此木恒