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家づくり

【2023/8/18追記】住宅省エネ2023キャンペーン



住宅建築のプロが納得できる
家づくりのヒントをお話しするブログ。

今回のテーマは
「住宅省エネ2023キャンペーン」です。

住宅省エネ2023キャンペーンとは
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、
家庭部門の省エネを支援するため
住宅の断熱性の向上のための改修や
高効率給湯器の導入などの
住宅の省エネ化への支援強化を目的とした
国土交通省・経済産業省・環境省が創設した
補助金制度の総称です。

こどもみらい住宅支援事業に続き、
今回も中島工務店は住宅事業者として
事務局に登録しており、
申請についてすでに20件ほど
ご相談を頂いております。

では、補助事業を
ひとつひとつ確認していきましょう。


【2023年8月18日追記】
予算に対する補助金進捗状況(8/18現在)

こどもエコすまい支援事業 83%
7月末に事業予算が
209億円増額されましたが、
進捗が8月中旬で80%と
交付申請期限(12月31日)を待たず
終了しそうです。


先進的窓リノベ事業 54%
補助率が良いため、
早々に予算上限に達すると
予想していましたが
8月初旬で進捗が50%と、
こちらはまだ少し余裕があります。


給湯省エネ事業 15%
まだまだ予算に余裕があります。
予算を使い切らず申請期限(12月31日)を
迎える可能性があります。

窓改修(窓リノベ)及び
給湯器設置を検討されている方は
お早めにご相談ください。



目次


1.こどもエコすまい支援事業
2.先進的窓リノベ事業
3.給湯省エネ事業
4.まとめ

 





昨年11月に終了した
こどもみらい支援事業と
ほぼ一緒の内容です。

こどもエコすまい支援事業<国土交通省>
 

<注文住宅新築タイプ>
こどもみらいでは省エネ性能によって
60万円・80万円・100万円と
補助金が異なっていましたが、
こどもエコすまいでは、
高い省エネ性能(ZEHレベル)を
有する住宅の100万円のみとなり、
子育て世代・若者夫婦世帯が
対象となります。


子育て世帯とは・・・
申請時点において2004年4月2日以降に
出生した子を有する世帯

若者夫婦世帯とは・・・
申請時点において夫婦でありいずれかが
1982年4月2日以降に生まれた世帯


その他「申請時に一定以上の出来高の
工事完了が確認できる」という条件があり
主には基礎工事が完了していることが
条件となります。

その他期間など細かな条件もありますが
まだ工事に着手していない場合は
ほぼ問題ないと思います。

新築タイプ対象要件の詳細



<リフォームタイプ>
こちらもこどもみらい支援事業と
ほぼ一緒の内容です。

リフォームの場合、
世代関係なく申請可能ですが
1戸あたり補助上限が30万円となります。

子育て世帯・若者夫婦世帯であれば
45万円が上限となります。

下記の工事が補助の対象となります。

但し④~⑧の工事については
①~③のいずれかと同時に行う場合のみ
対象となります。
④子育て対応改修とは
「家事負担の軽減に資する設備を
設置する工事」となっており
食洗器や浴室乾燥機、
宅配ボックスの設置などがあります。

対象機器や基準が決まっていますので
詳しくはメーカーや業者に
問い合わせるのがおすすめです。

リフォームタイプ対象要件の詳細




こちらが今回のキャンペーンの中で
一番の目玉事業です。

先進的窓リノベ事業<経済産業省・環境省>


窓のリフォームに特化した内容で
ガラス交換・内窓設置・外窓交換が
対象となります。

こどもエコすまい支援事業にも
窓リフォームに対しての補助がありますが
窓リノベ事業の方が求める性能と
補助額が高い
ことが特徴です。

工事の規模や交換後の窓の種類によって
1戸あたり最低5万円~最大200万円の
補助金が交付されます。

世代関係なく申請可能です。

注意点としては
ドアの交換やドアに付随するガラス交換は
対象外となること、
ガラスのサイズや性能によって
補助金額が異なることがあげられます。

こちらも詳しいことはメーカーや業者に
問い合わせるのがよいでしょう。




家庭部門の高効率給湯器の導入支援です。

給湯省エネ事業<資源エネルギー庁>

新築・リフォームどちらも対象で
世代も関係ありません。

こどもエコすまい支援事業にも
ハイブリッド給湯器・エコキュート設置に
対して補助がありますが、
給湯省エネは高効率給湯器の中でも
特に省エネ効果が高い、
3つの製品の特化した事業で
求める性能と補助率が高い
ことが特徴です。




3つの補助金事業は併用可能ですが
同じリフォーム内容のものを
重複して申請することはできません
ので
ご注意ください。

今回の事業は還元率が高く
おすすめなのですが
前回のこどもみらい支援事業では
最後の駆け込み申請が多く、
予定より早く予算が上限に達し
終了したことから、
充てにしていた補助金を
受けられない人が続出し、
補助金難民という言葉が生まれた程でした。

弊社でも対象工事を行っていますが
すでにメーカーへの発注が集中し
製品の納期に
時間がかかるようになっています。

今回も3月下旬の交付申請
(交付申請の予約)開始には、
申込が殺到すると予想されるので、
可能な限り早期に
契約・着工すると安心です。


住宅省エネ2023キャンペーン
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