日本の木の家づくり(株)中島工務店

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現場リポート

祝上棟!

お施主様が住まいづくりを考え始めたのは2017年7月のこと。
当初は古くなた母家を建て替える予定でしたが、
敷地までの道路が狭く途中に鳥居があるなどして工事車両の通行が困難。
そのため所有する田んぼを埋め立てて新しい住まいを建てることを決意。
住まいづくりの想いは・・・
この地に生を受けたことをご先祖に感謝し子孫に価値ある財産を残すこと。
そんな想いを込めてここ城田寺での住まいづくりがスタートしました!

竣工予定:2020年8月末
延床面積:167.28㎡(50.60坪)
建物概要:長期優良住宅・木造2階建て
建物性能:耐震等級3・断熱等性能級4
設計監理:中島工務店設計室 小林尚長

投稿日/ 2020年05月29日
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祝上棟!

建て方1日目

2020年4月25日、「城田寺のいえ」は準備万端の中、建て方初日を迎えました。

天気予報は大当たり!空は快晴!!絶好の建て方日和です。

ところが朝の気温は4℃、季節外れの霜が降り床合板の表面には薄っすらと氷が張っていました。

いよいよ建て方作業開始です!

現場監督の前田安一郎さんによる危険予知活動。いわゆる「KY活動」です。

毎日の作業前には必ず実施していますが、この日は特に危険が多い日。

「不安全な状態」の発生や「不安全な行動」をとらないよう、

前もって気を付けることを確認します。ただ単に気を付けていればいいということではありません。

さあ、建て方作業開始です。まずは1階の柱から建て込んでいきます。

緑色のカバーが付いている柱は「化粧柱」。

傷が付かないよう特に丁寧に扱い、建て込んですぐに養生していきます。

そして化粧柱の中でも特に大切な柱は八寸角の「大黒柱」です!

中島工務店ではほとんどの住まいづくりで大黒柱を建てますが、文字と通り家のシンボル。

お家を支える重要な柱です。

「八寸」とは24cm、縁起の良い末広がりの「八」から由来するものなんですよ。

大黒柱のホゾはこんなに複雑になっているんです。ゆっくりと慎重に差し込んでいきます。

通し柱、管柱、2階梁は大よそ組み上がった時点で下げ振りを使って建てお越しを確認します。

ワイヤーやロープを使ってX軸とY軸の垂直精度を細かく確認していき、仮筋かいで固定します。

この建てお越しは2階が立ち上がるまで何度も何度も地道に確認するんですよ。

建て方中なのになんで綺麗な桧板?

実はこれ、リビングとダイニングの天井を飾る桧の化粧板なんです。しかも見えているのは裏側。

梁桁の天端に板厚分の决(しゃく)りを入れて桧板を落とし込んでいき、

この上から2階の床合板を敷き込んでいきます。

1階から見上げると天井の綺麗な桧板が仕上がった状態になっています。

建て方時に既にリビングとダイニングの天井が仕上がっているという訳です!

さらに作業はテンポよく進み・・・

夕方には大屋根の桁の合板張りまで進みました。

こうして1日目の建て方作業が終了しました。

雨の心配はないのですが、2階の桁にはすべてプルーシートで養生し明日を迎えることにしました。

 

建て方2日目

2020年4月26日、この日は下屋に掛かる2階の外壁下地を施工しました。

2階の東面と北面に下屋がありますが、

下屋の小屋組みに先立ち2階外壁耐力面材のハイベストウッドを張り付けました。

「城田寺のいえ」は長期優良住宅、耐震等級“3”の住宅です。

ハイベストウッドt=9、壁量4倍、釘種CN65、外周部ピッチ100mm、中間部ピッチ200mm。

上下の桁と柱にそれぞれ確実に打ち付けて張り込みます。

その後、下屋の小屋束、母屋、隅木、垂木を組んで下屋の小屋組みが完了しました。

他にも各階の金物の本締め、建てお越し、ベランダ組み、床合板の釘止め等を行い、

2日目はここまで。

雲行き怪しくなってきたので夕方は早めの雨養生。

大屋根の桁から下屋そして外壁と、外周り全てを雨養生して2日目の建て方作業は終了しました。

 

建て方3日目

2020年4月27日、予報通り昨晩雨が降りましたが、翌朝は気持ちいいスカーっとした晴天。

もちろん完璧な養生のお陰で木材は全く濡れることはありませんでした。

この日の作業はまず雨養生を取り払い、その後いよいよ大屋根の小屋組みに取り掛かります。

大屋根の合板の上から小屋束、母屋、そして棟木を掛け、

そして隅木、垂木を掛けたところまで。

あとは下屋の野地板張と透湿ルーフィング、セーレンのルーフラミテクトを貼り、

各階のボルトの本締めまでしっかり施工しました。

建て方3日目はここまで。「城田寺のいえ」の輪郭が見えてきましたね!

 

建て方4日目

2020年4月28日、いよいよ建て方も最終日。

まずは2階天井裏に断熱材を敷き込みます。断熱材は高性能グラスウール(14k)t=155。

2階天井裏は雲の絨毯のようにビッチリと断熱材が敷き込まれました。

大屋根の桁には4寸高の桁で嵩上げをしているので断熱材を無理なく充填することが出来ます。

そして屋根合板の野地板を張り、透湿ルーフィングを貼って大屋根の防水処理まで完了しました。

内部では最終の建てお越し確認と各階のレベル(水平)の確認を行いました。

軒先の鼻隠しが取り付くと屋根のラインがクッキリ、建物の輪郭もはっきり見えてきましたね。

屋根の形状は中島工務店の住まいづくりでは珍しい寄棟(よせむね)です。

この寄棟はお施主様の強いご要望で実現したのですが、

設計の初期段階から窓と屋根の高さのバランスを美しく見せる検討をしてきました。

ファッションで言うと帽子を深めにかぶって格好よく見せるって感じですかね!

こうして4日間の建て方は終了。

2日後の上棟式は万全の状態で執り行うことが出来そうなので一安心。

 

上棟式

2020年4月30日、上棟式当日も初日同様に素晴らしいお天気に迎えられました。

幸いにもこの建て方期間中は雨で作業を中止することもなく順調に現場が進みました。

仮設足場のシートも綺麗に張られ、“地球に生きる”の看板シートもよく確認できます。

現場は何にも代え難い宣伝効果がありますからね。

こうして「城田寺のいえ」は無事に上棟式を迎えることが出来ました。

2月下旬に建築工事が着手してちょうど2ヶ月。大安吉日の良き日に上棟式を執り行いました。

これからもお施主様の住まいづくりへの想いを余すことなく汲み取って、

8月下旬の完成を目指し、引き続き安全第一で進めてまいります。

上棟、おめでとうございました。

 

次回は寄棟の屋根を更にスタイリッシュにする瓦工事のリポートをしたいと思います。

どうぞお楽しみに!

 

設計・監理 小林尚長

 

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