日本の木の家づくり(株)中島工務店

岐阜/名古屋/神戸/大阪/東京

現場リポート

断熱工事

お施主様が住まいづくりを考え始めたのは2017年7月のこと。
当初は古くなた母家を建て替える予定でしたが、
敷地までの道路が狭く途中に鳥居があるなどして工事車両の通行が困難。
そのため所有する田んぼを埋め立てて新しい住まいを建てることを決意。
住まいづくりの想いは・・・
この地に生を受けたことをご先祖に感謝し子孫に価値ある財産を残すこと。
そんな想いを込めてここ城田寺での住まいづくりがスタートしました!

竣工予定:2020年8月末
延床面積:167.28㎡(50.60坪)
建物概要:長期優良住宅・木造2階建て
建物性能:耐震等級3・断熱等性能級4
設計監理:中島工務店設計室 小林尚長

投稿日/ 2020年07月06日
07

断熱工事

断熱等性能等級「4」の住宅

屋根工事を終えた「城田寺のいえ」は外壁の仕上げも工程通り進んでいます。

一方、内部は棟梁が毎日コツコツと造作を進めていてくれていますので、

外部も内部も徐々に下地が覆われようとしています。

「城田寺のいえ」は長期優良住宅の認定を受け性能面でも高い住宅です。

今回と次回の2回に分けて性能面のリポートをしたいと思います。

 

断熱工事

床断熱の基本的な考え方は床面での断熱なのですが、

玄関と勝手口の基礎と土間にはスタイロエース-Ⅱt=50を使用しています。

これは寒い冬場に土間の平場や立上がりの面に結露を発生させない役割を果たしてくれます。

断熱性能の高い住宅ほど室内と外気の温度差が大きくなり土間面が結露しやすくなるんです。

勝手口は面積が小さいですが、玄関同様に断熱材を施工しています。

 

床断熱はアクリアUボードピンレスt=80(旭ファイバーグラス)を使用しています。

高性能グラスウール24K相当+床合板t=24と組み合わせた熱還流率U値は0.45W/㎡K。

このように大引き間に敷き込んでいきます。

専用の不織布を土台や大引きにタッカー針で止め付け、

天端を土台と大引きに合わせて隙間なく敷き込んでいきます。

敷き込みが完了すると一面にマットが敷かれた状態になりますが、

この上に乗ると抜け落ちてしまうので大引きの上を歩くようにしなければなりません。

そして床合板t=24を敷き込んでいき、この上に床のフローリングが仕上がってくるのです。

 

天井断熱はアクリアマットt=155(旭ファイバーグラス)を使用しています。

高性能グラスウール16K相当+小屋合板t=24と組み合わせた熱還流率U値は0.23W/㎡K。

このように天井裏に敷き込んでいきます。

小屋合板は建て方時に施工しますので小屋組みの施工と同時に敷き込んでいきます。

まるで雲の絨毯のようです。

下屋部分は小屋合板を施工しないので天井の下地組みの前に気密シートを貼ってから敷き込みます。

この状態で下から天井を組んでいくのです。

 

壁断熱はアクリアウールt=120(旭ファイバーグラス)を使用しています。

高性能グラスウール16K相当+面材(ハイベストウッド)t=9と組み合わせた熱還流率U値は0.37W/㎡K。

大壁の場合は上記数値ですが、

真壁の場合は充填断熱の厚みが薄くなるのでU値は0.48W/㎡Kになります。

外壁廻りの壁に裸の状態で隙間のないように確実に充填していきます。

その上からこのように気密シートを貼っていきます。

気密シートを貼りあげたあとに気密テープでジョイントを確実に貼り付けていきます。

 

浴室がユニットバスの場合はその周りも断熱材を施工します。

ユニットバスの周りを断熱しないと浴室は外にさらされることになってしますので・・・

床はベタ基礎の上にスタイロフォームを敷き込み発泡ウレタンで隙間を塞ぎます。

壁と天井も他と同様の断熱材を充填していきます。

 

「城田寺のいえ」の断熱等性能等級は最高の「4」ですが、

断熱材のほかに性能を上げているのが樹脂サッシのLow-E複層ガラスです。

・外皮平均熱貫流率(UA値)は0.50W/㎡K。

・冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)は1.8。

外皮性能としては平成28年省エネ基準を満たした住宅になっています。

 

次回はもう一つの性能部分である耐震性能についてリポートいたします。

どうぞお楽しみに!

 

設計・監理 小林尚長

 

パンフレット・各種資料を無料でお届けします。