日本の木の家づくり(株)中島工務店

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現場リポート

南砂のいえ 建方4

「南砂のいえ」はお施主様の祖母様が住まわれていた場所。
祖母様からお孫様へ受け継がれ新しい住まい造りを計画。
都市部で多く建てられているようになった準防火地域の木造3階建てでも断熱性能を確保。
新しい住まい方を提案する家が出来上がるまでをご覧ください。

竣工予定:2021年4月
延床面積:129.61㎡(39.20坪)
建物概要:長期優良住宅・木造3階建て
断熱性能:UA値 0.35W/㎡K
     ηAC値 1.2
耐震性能:耐震等級3
法規制等:準防火地域・省令準耐火構造
施工管理:中島工務店 東京支店

投稿日/ 2021年03月02日
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南砂のいえは屋根仕舞いを終えて外壁の取付と屋根の仕上げに進んでいきます。
完成後では見ることのできない壁の内部の仕組みを是非ご覧ください。

屋根板金

屋根の仕上げ材を取り付けます。

屋根の仕上げ材には瓦やスレート・金属などがあり、コストや質感・性能・屋根の勾配・構造などを考えて決定します。

今回はガルバリウム鋼板という金属の屋根になっています。

金属屋根は薄くて軽いのが特徴です。その分、雨などの際に音が室内に響き易くなっています。

この音は屋根や天井に入れる断熱材である程度小さくすることができますが、人によっては気になる場合があります。

どの程度の音になるか知りたい方は、雨の日にモデルハウスを見学してみるのがオススメです。

ガルバリウム鋼板の色は住まい手さんと打合せて、ホワイトになりました。

黒い色は日射反射率が低く、日差しの熱を吸収してしまいます。夏の日差しを吸収して屋根が熱くなるのを防ぐためにホワイトにしました。

下屋も同じくホワイトのガルバリウム鋼板にしています。

 

熱橋部分の処理

熱橋(ねっきょう)とは住宅の場合、断熱材で囲われた外壁に柱と梁を固定する金物などが露出しているとその金物を通して熱が室内に入り、室内の温度が変化してしまうことを指します。

ちゃんと断熱材を入れても部屋が寒かったりするのは、これが原因の事があります。

また、熱橋部は温度の違いから結露が発生してしまうことがあります。この結露によって金属が錆びてしまい、金物の強度低下に繋がることもあるので注意が必要です。

熱橋の対策は外部に露出している金物を断熱材で覆ってしまうことです。この作業は壁を張ってしまうとできないため、建方の途中で行います。

外周部に面した金物の内、柱や梁を貫通して内部に出てくる金物に気密テープを被せ中に発砲ウレタンを吹き込みます。

気密テープを被せることで隙間なく発砲ウレタンを吹き込め表面から発泡ウレタンが溢れるのを防止しできます。

溢れた発砲ウレタンは最後にそぎ落とします。

 

構造用面材

熱橋部の処理が完了したら、いよいよ外壁の構造用面材を張っていきます。

構造用面材とは家の構造耐力を確保するために梁・柱・間柱に取り付ける板です。

構造用面材にはハイベストウッドを使用しました。

ハイベストウッドとは高耐水MDF(ミディアム デンシティ ファイバーボード)で木材繊維を熱で圧縮して作られる板になります。

他にも構造用合板などが構造用面材としてあり、設計の段階で壁の強度などを考えながら使用する材料を決めます。

構造用面材は構造計算によって指定された釘の太さ・長さの物を、定められたピッチ(間隔)で打つ必要があります。

赤いマーキングの位置が釘を打つ間隔です。

釘のピッチを確認しました。問題なく施工できていました。

この他にも、釘が構造用面材にめり込みすぎていると逆に耐力が落ちるため、めり込みすぎていないかの確認もしました。

 

設計段階の住宅の性能や様々な検討も大事ですが、実際に工事が始まってからのきちんとした施工とそれを確認していくことも同じくらい重要です。

 

 

東京支店 小此木恒

 

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