日本の木の家づくり(株)中島工務店

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現場リポート

南砂のいえ 建方1

「南砂のいえ」はお施主様の祖母様が住まわれていた場所。
祖母様からお孫様へ受け継がれ新しい住まい造りを計画。
都市部で多く建てられているようになった準防火地域の木造3階建てでも断熱性能を確保。
新しい住まい方を提案する家が出来上がるまでをご覧ください。

竣工予定:2021年4月
延床面積:129.61㎡(39.20坪)
建物概要:長期優良住宅・木造3階建て
断熱性能:UA値 0.35W/㎡K
     ηAC値 1.2
耐震性能:耐震等級3
法規制等:準防火地域・省令準耐火構造
施工管理:中島工務店 東京支店

投稿日/ 2020年12月12日
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南砂のいえの建方が始まりました。
建方は木造建築において最も見ごたえのある工事になります。
建物の主要な構造体となる土台・柱・梁・桁・母屋・垂木など建物の骨格ができていきます。

現場搬入

南砂のいえは東京の中でも狭小地にあるため、4トン以上のトラックやレッカーが現場に入ることができません。

そのため、小運搬(こうんぱん)が必要になります。

小運搬とは工事現場の前面道路が狭い場合などで、大型トラックでの搬入ができない場合に、小型トラックに材料や機材などの荷物を積み替えて現場まで運ぶことです。

現場近くの運送会社で場所を借りて、積み替えを行いました。

加子母(かしも)から来た土台や柱などの構造材を乗せた7トン:トラックから2トン:トラックに積み替え数回に分けて現場へ。

現場ではレッカーが入らないため、トラックから材料を降ろすのも人力です。

南砂のいえは、ほとんどの部分をスギ・ヒノキを使用していますが一部にベイマツも使用。

断面が300mm×120mm、長さが6mのベイマツは約114.48kgと100㎏を超えるためとても重いです。

1人で持つことは不可能なので、3名でトラックから降ろし何とか現場内に入れました。

 

小運搬や人力で建てる場合、運搬できる長さなどに制限があるため、1本の木材が長くなり過ぎないよう設計時から注意が必要です。

それでも構造的にどうしても長くなってしまう箇所もあり、その場合は現場で工夫して運搬・搬入します。

搬入した材料にはシートをかけ、シートが飛ばされないようにビニール紐で縛り、足場を載せて重しに。

雨が降る予報ではありませんでしたが、木材が濡れることのないよう作業を進めます。

 

防水シート

材料が現場に入ると岐阜から大工衆が集まり土台敷が始まりました。

土台敷に先立ち、アリダンテープの上に防水シートを敷きます。

白い紙のような部分が防水シートです。

このシートは工事が進み、外壁に貼った防水シートを貼る際に重ねることで、土台まで覆われ防水されます。

壁の中に水が入ってしまっても土台が濡れないための工夫です。

 

天端リスト

防水シートの上に天端リストと呼ばれるパッキンを敷きます。

ビニールのシートが付いた黒いゴムが天端リストになります。

アンカーボルトやホールダウンの部分はビニールに穴を開けて貫通させ、黒いゴムは上に土台が乗ることで15mmの厚さが3mm程度まで潰され、土台と基礎の間にできる隙間を埋めます。

 

土台敷

天端リストを敷き終えたらいよいよ土台を載せます。

まず土台にアンカーボルトとホールダウンの位置を墨付け。

墨を付けた部分に穴を開けます。

ここで穴を開ける位置がずれてしまうと土台が入りません。

穴を開けたら外周部(建物の外に面した部分)の土台の下側のみに防蟻剤を塗布。

土台の四面全てに塗布しないのは2つ理由があります。

 

一つは基礎断熱にすることで、床下空間が室内と繋がり、薬剤などの香りが室内に入らないようにするためです。

今回使用した防蟻剤は「エコボロン」というホウ酸系の薬剤なので、人体には影響がありませんが念のため一面のみ塗布しました。

 

もう一つは基礎の外周部は防蟻用の断熱材を使用し、基礎の天端にはアリダンテープを使用しているため、防蟻剤を塗布しなくても既に防蟻処理がされているからです。

防蟻対策にはかなり注力しています。

土台がちゃんと敷かれた状態。

土台を突き抜けている金属がホールダウンで、その隣の金属の蓋のようなものがアンカーボルトになります。

 

次回は柱建てからスタートします。

 

 

 

東京支店 中島創造

 

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