日本の木の家づくり(株)中島工務店

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現場リポート

【曳舟の家】第10回 建て方工事4

投稿日/ 2017年04月28日
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関東地方を含む温暖地域は夏の日射で垂直面の取得熱が大きいです。
古い住宅の2階へ上がったとたんにむわっとした暑さを感じた事がありませんか?
旧来の木造建築は屋根天井面からの輻射熱で冷房をかけても涼感が得られない事が普通でした。
反対に冬の1階床からの「底冷え」も輻射冷却で暖房を入れても暖感が小さいのと体感的に同じ。
都会ではビルの屋上緑化で熱負荷、輻射熱を低減するところも増えてきましたね。
一般の木造住宅では屋根側の断熱性能をあげることで快適性と省エネルギー効果がUPします。


気密シートの上に一段目の断熱材、「パーフェクトバリア」を敷き込むために桟木を取り付けます。


勾配に直角方向に桟木を取り付て、その間に断熱材を敷き詰めていきます。


充てんされた断熱材にハネだしの屋根庇をかけるための下地合板を貼ります。


合板貼りが完了したら、はしご状の屋根庇部材を留め付けてゆきます。


加子母の工場加で工してきた桧材です。軒の出寸法に合せて墨出しして固定します。


屋根勾配方向、下から上に通気を取るための欠き込みがあります。
屋根最上部の「招き形状」の部分。横から見ると「への字」になる部分です。
雨の多い日本では雨水をいかに切るかで耐久性が左右されます。
自然と雨が流れる方向に屋根、庇の傾斜をつける事は理に適ったカタチです。


軒の出下地の取付が完了したら二段目の断熱材を敷き込みます。
使用するのは「フェノバボード」という硬質ウレタン発泡材です。


こうして二重の断熱で屋根側からの日射熱遮蔽を低減して室内側の輻射熱は減ります。
夏に冷房をかけると短時間で一定温度になるので結果、省エネにもなります。
建て方工事の後半は屋根断熱工事というのが環境配慮型住宅では一般化していきますね。

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