日本の木の家づくり(株)中島工務店

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現場リポート

【成増の家】通気胴縁・木ズリ・軒裏

投稿日/ 2019年02月28日
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成増のいえ第10回目の現場リポートは通気胴縁・木ズリ・軒裏です。

通気胴縁

防水シートを貼り終わった外壁に胴縁(どうぶち)と呼ばれる幅40㎜・厚み15㎜の薄い木材を縦方向に取り付けました。

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この胴縁は通気胴縁と呼ばれ壁の中に空気の通り道を作るために使用され、その空間を通気層と呼びます。
通気層は壁から屋根そして棟(むね)へと続いていき一番高い棟のところでリッヂベンツと呼ばれる棟換気口から外部に放出されます。
※棟換気については「成増のいえ 上棟式・板金屋根工事」をご覧ください。

軒換気
棟部分の板金です。リッチベンツは雨に濡れないように板金で覆われているため見えませんが通気ができるようになっています。
通気層があることで壁・屋根の内部の湿気を通気して乾燥状態を保ってくれ、カビなどの発生を抑えます。
断熱材や気密シートは通気層よりも内側に施工しているので、通気層があっても冷たい空気は室内には入ってきません。

木ズリ

通気胴縁を取り付けた上に木ズリと呼ばれる幅80㎜・厚み9㎜の薄い板を横方向に取り付けました。

木ズリ
この木ズリは外壁の仕上げとなる「そとん壁(左官)」を塗るための下地になります。
木ズリは少しすき間を開けて貼っていきます。この隙間も通期のための隙間で通気層の空気の通り道となります。

壁仕様

壁の構成は外側から
①そとん壁(厚さ18㎜) ②透湿防水シート ③木ズリ(厚さ9㎜) 
④通気胴縁(厚さ15㎜) ⑤透湿防水シート 
⑥高性能グラスウール(厚さ42㎜) ⑦構造用合板 
⑧柱・高性能グラスウール14K(厚さ85㎜・105㎜) ⑨防湿気密シート 
⑩石膏ボード ⑪内部壁仕上げ 
となっています。

⑧高性能グラスウール14Kは柱と柱の間に断熱材を入れる充填断熱と呼ばれる仕様です。室内の壁の仕上げにより85㎜と105㎜のどちらかを入れます。
※高性能グラスウールの「14K」については「成増のいえ 内部断熱」をご覧ください。

⑥の付加断熱材を貼るときに断熱を受ける木材を横に取り付けていましたが、その上に取り付ける通気胴縁は縦方向、木ズリは横方向に取り付けています。

付加断熱
写真は付加断熱を取り付けた後の様子です。それぞれの木材を横・縦・横と交互に取り付けることでよりしっかりと固定され、ズレにくくなっています。
壁の厚みはすべて合わせると外部側で96㎜・内部側14.5㎜となり柱(120㎜)も合わせると215.5㎜とかなり厚くなります。
この壁の厚みの中に断熱・気密・防水・通気の様々な工夫が詰まっています。

軒裏

屋根の軒裏(のきうら)に貼る杉板です。

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現場に入ってから化粧となる表面に塗装を行っています。
雨で濡れやすい木部には水に強い塗料を塗る必要があります。
ドイツの塗料メーカー:オスモのウッドステイン・プロテクターという塗料を塗りました。

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塗装を終えた材料を軒裏に施工しました。
赤身(あかみ)・白太(しらた)が分かれる材料ですが、塗装したことで、杉板の統一感が出てきました。
軒先に入っている隙間は、屋根通気の取り入れ口です。
目の細かいステンレス網が貼ってあり、虫・動物が入ることはありません。

小此木

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