史跡江馬氏館 復元

発注者:岐阜県飛騨市
竣工予定日:平成19年3月
延床面積:147.12㎡(44.5坪)
間取り:和室(8室)及び縁側
設計者:(株)空間文化開発機構

2006年8月11日

付けヒバタの取付 これが付けヒバタです。昔は鴨居溝のように細く深く切り込んだ溝を付けるのは困難であったためと、溝そのものが擦れてきたときに取り替えられるといった利点から用いられた工法であると考えられています。

2006年8月11日

塗り漆原液 漆の原液が入った箱です。私も初めて見ました。色は飴色で独特の匂いがします。これに黒や朱、茶と言った顔料を混ぜて、あの鮮やかな漆塗り仕上げとなります。

2006年8月11日

漆塗り状況 この写真は付けヒバタと言われる鴨居溝の代わりに打ち付ける材料に、漆を塗っているところです。 最近では本漆を塗る建築物は少なく、もっぱら工芸品や高山祭の屋台等に塗るぐらいで、大変貴重な体験をさせてもら … << 続きを読む >>

2006年8月11日

現場公開 内覧状況 会所の板屋根と建物内を見て頂きました。 特に屋根は足場が解体されてしまうと間近で見られる機会はほとんど無いので、貴重な体験をしていただけたかと思います。

2006年8月11日

一般現場公開 7月23日には施工中の現場を一般公開しました。午前中だけでしたが、暑いなか400人ほどのお客様が来場してくださいました。

2006年8月11日

江馬館会所(客殿)及び土塀完成予想(提供:飛騨市教育委員会) 前回掲示させて頂いた完成予想図から客殿と土塀周辺を拡大しました。客殿(中央建物)より望む庭園が迎えられたお客様をもてなします。奥に見える木デッキのような物は遺構表示といいまして550年前には建物が実 … << 続きを読む >>

2006年8月4日

土塀の仕上げ塗り 平成18年5月頃から土塀の仕上げ泥塗りが行われました。使用された泥土にはもちろんセメントは一切使用せず泥と砂と藁スサを混ぜた物を1年近く寝かせた物を使用しています。泥を寝かせることによって藁が腐り、よ … << 続きを読む >>

2006年8月4日

蛙股と言います。 お寺などに行かれるとよく見かけられるかと思いますが、蛙の足の形に似ていることから「蛙股」と言われております。豪華な物は龍や鳳凰が彫刻されたものがありますが江馬館に使用されて物は会所と言うこともありシン … << 続きを読む >>

2006年8月4日

屋根葺き工事完了 平成18年3月には板屋根葺き工事が完了しました。 改めて出来上がった屋根を一望してみると、なかなか壮観な眺めです。

2006年8月4日

板屋根葺き 工事中濡れるのを防ぐため建物全体を覆い屋で囲ってしまい、その中で板葺き屋根の工事が始まりました。この道50年以上の職人の手により杉板が一枚一枚丁寧に打ち付けられていきました。

2006年8月4日

客殿の上棟式 平成17年12月11日には、飛騨市長様、中津川市長様をお迎えして、大勢のお客様と一緒に上棟式典が行われました。雪も多く大変寒い中でしたが、もち投げを行ったり、豚汁の振る舞いがあったりと飛騨市、及び地元 … << 続きを読む >>

2006年8月4日

客殿の建て方 飛騨の匠によって丁寧に刻まれた材料を組み上げる建て方工事が始まりました。この年(平成17年の12月)は例年にない大雪に見舞われ、一晩に50~60cmも積もる中で毎日雪かきと格闘しながら工事は続けられま … << 続きを読む >>

2006年8月4日

日干し煉瓦の製作 積み込まれる日干し煉瓦は職人が作った物だけではなく、地元の小学生の子供達にも手伝ってもらいみんなで作り上げました。みんな泥だらけになりながらもお母さんに怒られることも無さそうなので、のびのびと作ってい … << 続きを読む >>

2006年8月4日

土塀の工事状況 平成16年度より復元される土塀は日干し煉瓦を製作して、1つ1つ積み上げて行きました。土塀の高さは高いところで2m60cmほど、長さは全長で約75mあり、積み上げた日干し煉瓦は全部で約18000個になり … << 続きを読む >>

2006年8月4日

客殿(会所)と土塀の着工 平成16年8月より3年計画で客殿(会所)建物と土塀(昨年の続き)の復元工事が始まりました。会所が完成すると京都の金閣寺のような風情になるのではないでしょうか?

2006年8月4日

主門と土塀の完成 平成16年3月には主門と土塀の一部が完成しました。主門屋根は板葺き屋根、主門土間はセメントを一切使用しない三和土(たたき)仕上げ、土塀の壁も土と砂と藁を混ぜた物をコテ塗りで仕上げてあります。

2006年8月4日

主門の建て方状況 平成15年の9月より本格的に建物の復元工事に取り掛かり、最初に主門と土塀一部の復元工事に着工しました。当時の工法を可能な限り取り入れ、現在も建立する同時代の主門を参考にしながら、工事が進められました。

2006年8月4日

庭園の完成(画像提供:飛騨市教育委員会) 平成12年から平成14年にかけて、富山興業株式会社様の施工で庭園の復元工事が行われました。当時は庭園を持つ住宅は珍しくお客をもてなし、眺めるために造られたと言われています。そのお客を迎え入れる客殿(会 … << 続きを読む >>

2006年8月4日

復元完成予想図(画像提供:飛騨市教育委員会) 長年の発掘調査を終えて、いよいよ館の復元工事が平成12年度より開始されました。館の建物全てを復元することは不可能なので、主要な庭園、建物・土塀を復元して行く工事となりました。これはその完成予想図です。 … << 続きを読む >>

2006年8月4日

出土品 写真は発掘現場より発見された陶器です。茶碗として使用していたと思われます。またその横にある文字の入った小皿は「かわらけ」といって主に神事に使用されたものと思われます。

2006年8月4日

江馬氏下館跡発掘風景(画像提供:飛騨市教育委員会) 今から約550年ほど前の室町・戦国時代に、奥飛騨を統治していた武将 江馬氏の下館跡が20年ほど間に当時の吉城郡神岡町で発見されました。その後発掘調査を進め、当時の庭や建物跡、さらに茶碗・瓶などの遺物等 … << 続きを読む >>