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外壁工事

投稿日/ 2015年12月28日

「ふるさとと繋がる家」は防水検査が終了したあと、着々と外壁工事が進められてきました。およそ一ヶ月半をかけて外壁工事が進められている間に、前回はお施主様との打合せの様子をリポートしましあたが、この外壁の仕様もサンプルをお見せしながら定例施工打合せの中で慎重に選んだものです。外壁は二種類の仕上げとし、ベースはガルバリウム鋼板の角波(八山)張りです。そしてアプローチから中庭にかけては仕様を変えてスーパー白洲そとん壁をスチロ鏝で仕上げます。

まずはガルバリウム鋼板張りの説明をいたしますが、採用したガルバリウム鋼板は日鉄住金鋼板㈱製。色は耐摩ダークブルーを選択しました。

タイベックは縦と横に井桁状に打たれた胴縁によって押さえつけ、同時に通気を確保していきますが、ガリバリウム鋼板は軒天との取り合い部から見切り材を取り付けていきます。

そして次はサッシや開口部の周りを施工していきます。この辺りは最も雨水の侵入が心配なところなので、特に慎重な作業が必要となってくるところです。

軒天の見切り材と開口部周りの施工が完了するといよいよ平面の施工です。ここからは一気に張り上げられていきますので、見る見ると外壁が仕上がっていく感じなのですが、なんせ相手は金属板ですので職人さんは凹みや傷をチェックしながらも手際よく施工していくのです。このダークブルー、なかなかいい色です。

次はスーパー白洲そとん壁です。高千穂シラス㈱の商品で、火山灰を原料とした自然素材の左官壁材料です。中島工務店での採用例は多く、とても馴染み深いものとなっています。

まず最初の工程は木摺り(きずり)打ちです。縦胴縁で通気をとった上に5mm~10mm程度の隙間を開けながら打ち付けていきます。

そして専用の湿式用透湿防水シート(モルタルラミテクト)を貼った上に、山高8mmの波型ラス網(そとんラス)を張っていきます。

その次の工程が右側で、波型ラス網の上から専用の下塗り材を押さえ塗りしながら10mmほど塗り込み、クラック防止ネット(スーパークラックノンネット)を貼って薄塗りをかけます。そして左側は上塗り材(そとん壁)を塗ったところです。

上塗り材(そとん壁)の撹拌の状況です。灰色に見えますがこれでホワイトなんです。中島工務店では最も採用されている色でもあります。

先に張ったガルバリウム鋼板との取り合いは建物の角で見切り、上塗り材(そとん壁)と軒天との取り合い部は専用のアングルで見切ります。

上塗り材(そとん壁)の塗り厚は8mm。大きな面は塗り易いのですが、サッシ周りや狭い空間などは細かな作業になり、手間も時間もかかります。

上塗り材(そとん壁)が全面に塗り上げられたあとは最終仕上げです。ここでの仕上げパターンは「スチロ鏝仕上げ」。文字通り専用のスチロール製の鏝で擦りながら仕上げていきます。弊社モデルハウスの長久手Studioもこれと同じ仕上げパターンを採用していますので、最近では最も多く採用されるようになりました。

こうしてガルバリウム鋼板張り(八山)とスーパー白洲そとん壁が綺麗に仕上がりました。全く違う素材が隣り合う部分は、外観を遠目で見たときのテイストのバランス感覚とは別の何かまとまり感があります。

外壁工事が完了し仮設足場が撤去されました。ここで“お披露目”と言ったとこでしょうか。晴れた日はガルバリウム鋼板のダークブルーがスカイブルーのように鮮やかになり、スーパー白洲そとん壁のホワイトと外部木部塗装のチェストナットとが見事な調和を奏でていると思います。

外部はいよいよ外構工事の準備に取り掛かります。一方内部では大工さんによる造作工事がコツコツと進められており、ようやく年内には一区切り付きそうです。

次回はその大工工事をリポートしたいと思います!

設計・監理 小林尚長