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断熱材

投稿日/ 2015年9月30日

「ふるさとと繋がる家」は監理者とJIOの躯体検査を適合、同時に確認検査機関の中間検査にも合格。見えなくなってしまうところで、かつ建物の耐震性に関わる重要なところの検査は無事に終了しました。見えなくなってしまう部分で言うと、耐震性と同じく温熱性で重要なところとして断熱材が挙げられますが、今日はその断熱材について説明したいと思います。

まずは壁の断熱材です。

使用するのは旭ファイバーグラスの充填断熱材アクリアネクスト14kg/m3。省エネルギー基準断熱等性能等級4に対応します。JIS A 6930対応の50μm厚さの防湿フィルム付きの高性能グラスウールで、比較的安価な部類になります。厚みは85mmと105mmがあり、大壁と真壁でその厚みを変えて施工します。

薄いポリエチレンフィルムにラップされており、その耳の部分を柱や間柱にタッカーで止めつけていきます。柱間に充填していくので、その幅は何種類か用意されています。

壁の断熱材は基本的には外気に面する部分に全て充填するので、室内の間仕切りには充填しません。でもここは浴室(ユニットバス)の間仕切り。ユニットバスはその床下空間は外気と同じ条件になってしまい、更にその壁や天井までもが外気にさらされているのと同じ状況になってしまうため、ユニットバスの周りはすべて断熱材で覆うことになります。

次は床の断熱材です。

床も旭ファイバーグラスの製品で、アクリアUボードピンレス24kg/m3。厚みは80mmで施工性に優れ、 付属の不織布を大引き・土台にタッカーなどで留めます。専用の受け金具などは基本的に不要なのでスムーズに施工することができます。そしてこの上にフローリングが仕上がっていきます。

続いて天井(屋根)の断熱材です。

中島工務店の住まいづくりは、2階の天井はほとんどが勾配天井。そのために断熱材は屋根断熱が主流です。使用するのは旭ファイバーグラスのグラスロンウール32kg/m3で、厚みは100mmの表面材を貼っていないボードタイプのグラスウールです。屋根断熱はタル木間に充填していくため、そのタル木の間隔に合わせて切揃えて施工していきます。

断熱性能の確保と結露防止のため、断熱材と野地板の間は20mmの通気層を設けます。

建物の断熱方法には充填断熱のほかに外断熱や付加断熱等がありますが、費用対効果で考えるとグラスウールによる充填断熱がより良いものだと考えます。

断熱材の充填が完了するといよいよ内部はボード下地の工程に移っていきます。外部は耐力面材のMOISS-TMの施工が完了し、タイベック(透湿防水シート)もかなり貼りあがってきました。

次回はこれも重要な防水検査の様子をリポートいたします。

設計・監理 小林尚長