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祝、上棟!

投稿日/ 2015年8月28日

「ふるさとと繋がる家」は一つの節目を迎えようとしています。この地に嫁ぐ木材は加工が完了し現場に搬入され、基礎も養生期間を終え次の工程を首を長くして待ち構えています。そうです、いよいよ建て方が始まります。

2015年08月04日 土台伏せ

この日から暫くは暑い日が続くとの週間予報の中、早朝から丸一日かけて土台伏せを行いました。午後からは全く日陰がなく陽当たりが良すぎるのがこの時期はかなり辛いです。土台は東濃ひのきの4寸角。薄いピンク色をしていてとてもいい匂いがします。でもこの匂いが害虫を寄せ付けないのですから不思議ですよね。

2015年08月05日 建て方開始

現場監督の奥村晃弘くんが我先にと一本目の柱を建てました。午前中はこのように東隣の住宅の陰があるのですが今日も午後から暑くなりそうです。でも熱中症対策は万全、4日間の建て方がいよいよ始まりました。

先日木材検査を終えた木材は加子母で加工され現場に搬入されました。結婚式の当日に控室で待っている花嫁・・・と言ったとこでしょうか。そうです、嫁ぐ日は今日なんです。

建て方作業は4人の大工さんが、柱一本一本、梁一本一本を抜群の呼吸で組み上げていきます。特に息が合っているのはこの二人、何と言っても兄弟なのですからそれもそのはず。中島工務店が住まいづくりを始めたころから共に汗を流してきた竹本一派の二男と三男。ちなみに長男も大工さん。勿論、加子母の大工さんです。

「ふるさとと繋がる家」の棟梁は二男の竹本正也さん。東濃ひのきの柱に長良すぎが納まる瞬間、この力強い眼差しが寸分の狂いのない住まいづくりの原点です。

建て方が順調に進んでいく中、二種類の大物が納まろうとしています。まずは桧の丸太梁です。これは設計した僕の拘りでもありますが、奥様のお父さん(製材屋さんの社長)から奮発していただいたとっても重みのある丸太です。

そして東濃ひのきの大黒柱。存在感のあるこの8寸角の大黒柱は、リビングの吹抜けに建ち、常にここに暮らすご家族を見守ってくれるはずです。木材検査でもひときわ目立っていたこれらの大物が納まり、結婚披露宴はひとまず乾杯を迎えたと言ったところでしょうか。

大物のあとは細かなところを見てみましょう。垂木(たるき)の成は4寸、垂木を押さえるヒネリ金物は全数に取り付けます。

屋根の妻(つま)は跳ね出し垂木。妻側に母屋(もや)を見せない構造にしたかったので、工場で組んできたものを現場で納めたのですが、この部分は少し割高になってしまいました。屋根断熱はグラスロンウール(ボードタイプ)の100mm厚。通気層をとった上に杉の野地板を張り込んでいきます。

屋根の仕上げ材がガルバリウム鋼板なので、音や熱の緩衝材として野地板の上にビルボードを敷き込みました。

そしてその上にゴム系アスファルトルーフィングのシズレキ製アービアルーフを水下(みずしも)から張り上げます。このアービアルーフは主にガルバリウム鋼板が仕上げの屋根の場合に使用します。

特に軒先やケラバの細部については雨仕舞よくお納めなければなりません。こうして4日間の建て方作業はひと段落、ここまで来れば雨が降ろうが雪が降ろうが上棟式は出来るでしょう。

2015年08月10日 上棟式

いよいよこの日、無事に上棟式を迎えました。まずはここまで順調に作業を進めてくれた棟梁をはじめ子方の大工さん、そしてレッカーのオペレーターに感謝いたします。上棟式はご主人の父上、そして奥様のご両親を迎え厳かに執り行われました。心に沁みる棟梁の祝詞(のりと)は深く耳に残るものでした。

上棟おめでとうございます!

こうして5年越しの住まいづくりは一つの節目を迎えましたが、笑顔あふれるこのご家族が一日も早く、そして一日でも永くここに暮らすことを切に願っています。私たちは真心を込めてそのお手伝いをしていきたいと思います。

上棟式が終わった現場は静寂さを取り戻し、粛々と進むであろう次の工程を待っています。このあとのリポートもどうぞ楽しみにしていてくださいね。

ここで一つご連絡!

来たる9月6日の日曜日、ここ「ふるさとと繋がる家」ではお施主様のご厚意により構造見学会を開催する運びとなりました。予約制ではありますがお近くの方も遠方の方も、中島工務店が自慢とする東濃ひのきや長良すぎをふんだんに使用した構造材を是非ともご覧ください。

たくさんのご予約をお待ちしております。

設計・監理 小林尚長