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建て方②

投稿日/ 2014年10月20日

建て方工事中の「伊勢原の家」では、前回までに土台伏せを終え、今回も引き続き建て方の様子をリポートします。

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建て方2日目に合わせ、前回構造材(土台など)の運搬を担当した島崎運送さんが、今回も構造材(柱・梁桁など)を積み、岐阜県中津川市加子母(かしも)から駆けつけてくれました。材料は数回にわけて搬入しました。

現場内にクレーン車を配備し、構造材を積んだ15tのユニック車から、直接材料を吊り上げながら作業を行いました。

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前日に伏せた土台の上に柱をどんどん立てていきます。写真では建てた柱に梁を掛けている所です。写真中央が、大黒柱です。1・2階の通し柱で、長さが6m、太さが210角あります。回りの柱が3m、120角のサイズなので、一際大きい事がわかります。

大黒柱を含めた柱材に紙が巻いてあるのがわかります。これは、その柱が真壁で化粧として、仕上がってからも見える部分なので、汚れないように養生を行っています。また、紙が巻いてあることで一目で化粧材と判断することもできます。

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柱元の土台はこのようになっています。写真右端の穴に組み込めるように加工された柱のホゾ(突起部分)を、穴に差し込み立てていきます。

写真左の金物は、ハイブリッドⅡ丸座金と言う商品で、アンカーボルトと座金が一体となっています。土台天端が出っ張らないため、床の下地となる合板が敷き込みやすくなり、施工が短縮される利点があります。

土台中央のジョイント部分は、鎌継ぎ(かまつぎ)と呼ばれる手法で、左側の男木(おぎ)が、右側の女木(めぎ)を上から押えながら、組み込む形に加工され繋がれています。アンカーボルトは、その男木が浮いて外れないように固定する役割を持っています。

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写真は、クレーンで吊り上げた5.6mの松の丸太梁を、組み付ける位置に降ろしながら誘導している様子です。この丸太梁は化粧材で、室内側から見ることができます。大きくて立派な部材なので驚きます。

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続いて、建て方メンバーを紹介します。写真右から「伊勢原の家」を担当する、岐阜県高山市から来ている大工さんの大澤親子。その隣が、朝水土建(あさみずどけん)さんの浅水親子で、20年以上前の先代から、中島工務店の家造りを支えてくれる仲間です。

続いて写真左上が、今回応援で参加してもらった、加子母の大工さんの佐々木貢一さん。そして左下が「伊勢原の家」の現場を監督する加子母のお隣、加子母の隣村の今井さんです。中島工務店のものづくりは加子母周辺地域と、昔からお付きあいのある各地の職人衆と協力して行っています。

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棟・母屋が上がり、登り梁が掛けられ、屋根の小屋組みが概ね出来上がってきました。

写真は、屋根の下地の野地板を張っている最中です。屋根の野地板は、室内側からは天井として仕上がります。

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野地板を張り、断熱材を充填した下地の上から合板を敷き込んでいきます。

下地の垂木(たるき)と合板の間のスペースは通気層になっており、水蒸気や結露による湿気を防ぎ、躯体の乾燥した状態を保つ効果が期待できます。

「伊勢原の家」の屋根は8寸の急勾配になっています。百選練磨の大工さんは、難なく作業をこなしていますが、慣れない私には勾配がキツく、手伝おうにも足がスルスルと滑り、作業が出来ない程でした。

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南面の屋根の合板敷き込みも順調に進んでいきます。

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全景写真です。屋根にはアスファルトルーフィングと呼ばれる、雨を防ぐ防水紙を張って屋根を仕舞うことが出来ました。

8月の炎天下の下でしたが、ケガもなく無事に建て方を行う事ができました。職人さん方、暑い中大変お疲れ様でした。

次回は、上棟式と合わせて建て方後の内部の様子をリポートします。

東京支店 今井拓磨