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外壁下地アレコレ。

投稿日/ 2010年12月15日

2010年12月15日(水)

やっと冬らしい寒さになってきた今日この頃。「愛宕Ark」では寒さを堪えて外壁下地工事中です。「愛宕Ark」の外壁は「ガルバリウム鋼板」と「スーパー白洲そとん壁W」、そして玄関先の桧の板張りの3種類から成ります。

まずこちらがが「スーパー白洲そとん壁W」の下地です。縦胴縁で「通気層」を確保し、その上に「木摺」なる木下地を造ります。これは昔ながらの左官壁の下地です。

縦と横に胴縁がクロスしている部分がガルバリウム鋼板用の下地です。ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛の合金です。「とたん」と侮ることなかれ。ガルバリウムは昔ながらの”鉄板”とは耐久性が違います。形状は「たてはぜ」と言いまして、基本的には縦張り。従って下地は(通気層の縦胴縁の上に)横胴縁となります。

前述の「通気層」、これはこの10年でほぼ住宅業界のスタンダードとなった工法です。ズバリ「外壁通気工法」と言いまして、その名の通り外壁の仕上げ材の裏側と断熱材の外側に通気層を設けることで、熱を伝わり難くしたり、万が一壁体内に入った湿気を外壁側へ放出するようにします。

「外壁通気工法」が出始めた頃は、ただ単に通気用の隙間を設けただけで、その隙間に二十日鼠が入り防水透湿シートを破って宅内に侵入する問題が多発しました。通気層の給気口と排気口には防鼠(ぼうそ)措置が必要なんです。

こちらがその専用部材、「防鼠材」です。

通気層や防鼠材、その他外壁下地は仕上がった段階では隠れてしまいます。しかしその隠蔽部分が建物の性能を分ける部分であり、だから手間と時間を掛けるんです。住宅づくりは、このような一つ一つのトライアル&エラーから生まれたいくつもの繊細なメカニズムの上に成り立っています。

中島 大地