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中島大地の建もの探訪~「愛宕Ark」その2。

投稿日/ 2011年4月15日

2011年4月15日(金)

おはようございます。中島大地です。今日の「建もの探訪」は、前回に引き続き「愛宕Ark」にお邪魔します。今回はいよいよリビングへ。

LDK+和室の最大28帖の空間。キッチンの立ち位置からはダイニングとリビングが一望できます。リビングの9尺幅の掃き出し窓とダイニングの9尺幅の中窓を開けると、気持ちの良い空気の流れを感じます。

リビングの一角にあるのがご主人さんお気に入りのAVコーナー。階段下の空間に無駄なく造り込まれたスペースに、TVやオーディオ機器、ゲーム機がすっきりと収納できます。これらの器機は全てこの新築を機にご購入。それぞれの器機の寸法を計画に織り込んだ、まさにオーダーメイド。桧の床板からの延長を意図して素材は桧の集成材。奥の壁はINAXの「エコカラット」。滑らかな凹凸の形状が面白い”機能壁”です。

振り返ると和室6帖。4本の襖で仕切ることができます。大黒柱は”末広がり”の八寸角(24cm×24cm)。

この和室6帖は、リビングとの関連を意識してちょっとモダンな設えを意識しました。襖にはリビングの建具と同じく手漉き和紙を市松に配したり、床の間には緩やかな湾曲を塗り込んだ垂れ壁を設けたり。天井には明るい色の桧板を張り、照明はボックスに入れ障子で目隠しを。壁の向こうにあるキッチンへの通風と採光を狙って地窓も付けました。

見上げると4帖の吹き抜け。細かい面格子を採用し、チョットした木の細工を魅せながら、2階ホールの奥まで光が届くよう考えました。 

リビングとダイニングを仕切る目隠し建具。幅一間(1.82m)の建具が2枚。普段は奥の壁に仕舞ってあります。開閉の動作はダイナミックです。

  

リビング奥のダイニングスペースには、7人がゆったり座れる大きなダイニングテーブルが鎮座しています。テーブル上の照明は住まい手さんのお気に入り。照明を吊っているレールは方向が変えられるタイプのもの。

  

こちら、飛騨高山のシラカワさんのダイニングテーブルと椅子。高級感と和心たっぷりの家具です。

ダイニングの一角には食器棚を造り込みました。見せる食器を置くための棚です。以前のお宅にも同様の食器棚がありまして、それを再現しました。

システムキッチンの前にはディッシュアップカウンター。キッチンの手元を程好く隠す高さです。もちろん食器の収納量も抜群。ダイニングをグルリ囲む造付け家具群は私の力作です。

ダイニングの奥には、オール電化の暖房の要、蓄熱式暖房機。ユニデール8kw品です。輻射熱でホンワリと暖かい。

  

今回の「建もの探訪」はここまで。拘りの大作には見所が満載。残す所あと1回。何とか4月17日のお引き渡しまでにリポートが完了しそうです。

中島 大地