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砧マンションリノベーション 左官工事

投稿日/ 2019年2月10日

砧マンションリノベーション第6回目の現場レポートは左官工事です。

左官

左官の壁と言っても種類がいろいろあります。

まずは代表的な4種類の左官材料を紹介します。

珪藻土:プランクトン(藻類)の死骸が海底などに堆積してできる岩のことで、建物には岩を砕いて粉状にし、糊を混ぜてたものを塗ります。

漆喰:消石灰やスサ、海藻のりなどを混ぜ合わせてなる材料のことで、お城や蔵の壁等に使用されていることが多いです。珪藻土よりも滑らかな仕上がりになりやすく、燃えにくいため建物の防火材になることもあります。

土壁:現在の住宅ではあまり使用されませんが左官の壁の一つです。文字通り土を壁に塗りますが、珪藻土や漆喰と違い石膏ボードなどに塗るのではなく、木舞(こまい)と呼ばれる竹の格子を組んでそこに塗っていきます。

モルタル:セメントと砂に水を加えて混ぜた材料です。室内側に使われる機会は少ないですが、外壁や基礎の仕上げなどによく使用されます。

砧マンションリノベーションの壁には貝殻と珪藻土が主原料の「シェルクレイ」を塗っています。

シェルクレイ

今回は勾配天井や垂木などの和の空間に合うように色を選んでいます。

黄土色に近い色ですが、乾いてくるともう少し落ち着いた色になります。

下処理

珪藻土を塗る前に下地となる石膏ボードと石膏ボードの間の溝やビスを打った部分をパテで埋めていきます。

溝を埋めることで、凹凸を無くし珪藻土を塗る際、厚みを均一に塗りやすくなります。

下処理

右側の壁の白い線がパテを塗った後の状態です。

養生

溝が埋め終わったら珪藻土と木部が接しているところにテープを貼り、木部に珪藻土が付かないようにします。

垂木と珪藻土

紫色のテープが養生用のテープです。塗り終わった後、テープをはがす際に珪藻土も一緒に剥がしてしまわないように塗った時の厚み分テープを壁から離して貼ります。

養生

ダイニングの天井はEP(エマルジョンペイント)で仕上げているため、ここもテープで養生していきます。

一発仕上げ塗り

シェルクレイは一発仕上げと言って1回で仕上げ塗りを行います。

材料によっては下塗りと仕上げ塗りの2回塗ったり、土壁などは荒壁・大直し・中塗り・仕上げ塗りと4回も塗ったりします。

寝室仕上げ塗り

寝室の壁を塗っています。

フラット仕上げという厚みを均一にする仕上げで一面ごとに塗っていきます。

私は左官体験で壁を塗ったことがありますが、均一の厚みで塗るということはとても難しく、どうしても波打ってしまいました。

均一で平らな壁に仕上げるのは職人さんの技量が必要なのだと感じます。

marumo工房

創人工舎

今回の左官は「marumo工房」さんと「創人工舎」さんで施工して頂きました。

垂木付近仕上げ塗り

垂木と垂木の間も丁寧に塗っていきます。凹凸が多く、ずっと上を向いての作業になり大変ですがきれいに仕上がっています。

寝室よりリビングを見る

塗りたては水分を含んでいるため少し光沢があります。

乾いた状態は「砧マンションリノベ:竣工写真&お引き渡し」で見ることができます。

 

左官が終わるといよいよ完成が見えてきます。

 

小此木

 

砧マンションリノベーションについてもっと知りたい方は「加子母っ子タイム」もご覧ください。