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桜台の加子母子屋 完成しました。

投稿日/ 2018年6月8日

 

H様邸は社内検査での手直しも順調に済みました。

お引き渡し前に建物性能としての気密測定を実施しました。

測定結果はC値:0.77でした。

C値は「相当すき間面積といい、延べ床面積あたりのすき間量(c㎡/㎡)

を表わします。この建物の延べ面積は104.61㎡でC値0.77=81c㎡となり

はがき1枚(150c㎡)と比較すると、建物全体でのすき間がはがき半分程度

より少し広い程度だった、という結果でした。

新築RCマンションの気密性でC値1.0程度なので木造住宅も温熱性能があがってきましたね。

 

また、H様のご厚意をいただき、東京初の加子母子屋の完成見学会を開催しました。

総檜づくりの規格型住宅という事で建設業界の注目もあり、関係者向けのセミナーも開催しました。

3Dでのウォークスルーで建物の完成イメージを体験できる「BIM」。

「ビルディング・インフォメーション・モデリング」の略で建物イメージのみならず、図面作成、コスト管理まで一気通貫で出来るシステムです。

casimo.incの左近充さんの説明とVR体験を併せて判り易いと好評でした。

QRコードからスマホで閲覧できるので貼付けておきます。

 

引き続き、完成報告です。

外観です。すっきりとした切り妻屋根が印象的です。

ざっくりとした「そとん壁」左官仕上げが外壁に陰影をつけています。

お車は2台駐車可能なスペースを確保しました。

玄関アプローチは枕木の舗道。見切りに立てた枕木がアクセント。

左手奥にシンボルツリーのヤマボウシ。初夏に花が咲くでしょう。

お庭は開口部いっぱいに広げたウッドデッキにメンテナンス重視の人工芝。

格納式のオーニングが夏の日差しを緩和してくれます。

1階はワンルームのLDKスペース。撮影には丸テーブルを配置しました。

白い珪藻土壁と桧の厚板の床がなんともホッとする空間です。

キッチンはモザイクタイルを幅広のボーダーに使いました。

対面式で天井がそのまま化粧仕上げなので換気扇のダクト配置は悩みました。

構造と合せて配管も露出させる潔さが加子母子屋らしさ、とも言えますね。

浴室はハーフユニットバス+桧板張り。

浴槽から20㎝位は水掛かりのためパネルを貼っています。

まな板のように使ったら乾かす、の繰り返しが基本です。

加子母子屋の標準が水回り室の桧板張り。トイレも同様です。

ひのきの香りが永く続くんですが住んでいるうちに慣れてしまいます。

たまの遠出から帰ると木の香りを感じます。

そして2階のフリースペース大空間。

柱、梁を基準に将来間仕切りが自由に出来る、加子母子屋の特長的設計です。

6寸勾配で軒先は低いですが、都市に多い北側斜線をクリアできる高さ設定。

開閉可能なトップライトもあり、しっかりした屋根断熱のおかげでエアコンは1台でも十分な空間になっています。

2階に追加設定されたトイレ室。

個別タイプにした手洗器と配管スペース隠し兼用のカウンタ-。

配管スペースの左側がペーパー置きの棚になりました。

ドア取手、水栓金具、紙巻器はシルバーメッキで統一。

スペースの隅にある柱様の部分は換気ダクトが通っています。

夏は1階床下の涼しい空気を上げ、冬は2階に溜まる暖かい空気を1階床下へ送る。

地味な装置ですが、家の中の温度差の有効利用です。

脇には同じくダクトスペースを介して電気配線からメディアボックスを併設。

インターネットやテレビ配線を集約して置きます。

ここは階段を下りるところにも設けた引き戸です。

お子様の転落防止と1階へ下りる気流止めの効果があります。

戸の裏側に戸止めの穴と木製のピンを取り付けました。

ピンをぶらさげるのに組紐を付けてみました。木との相性は良かったですね。

 

こうして、無事に加子母子屋の完成、お引き渡しを迎えることが出来ました。

施主のH様の初来場が前年の正月で、夏に大阪への加子母子屋見学ツアー

夏には奥様のご出産があり、秋から旧家の解体着工、この春に完成。

緑が芽吹く良い季節にお引っ越しされて、今は夏の入口がもうすぐです。

 

お子様の誕生日がもうすぐですね。伸び伸びと桧の家で育ってくれる様に

社員一同、お住まいを見守って行きます。

桂川監督、初めての加子母子屋でご家族とのワンショットです。

また点検にお伺いするのが楽しみです。

 

 

完。

 

 

東京支店