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ふかし軒理まる家 「第7話 祝上棟」

投稿日/ 2018年5月25日

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こんにちは、現場監督の丹羽政雄です。来る610日の一級建築施工管理技士の一次試験に向けて、このところ帰宅後は勉強・勉強の毎日です。施工管理技士は現場監督にはマストの資格です。私の場合、選択問題の一次試験は毎年難なく合格するのですが、筆記のある二次試験の壁に過去数回はね返されています。何としても今年こそ念願の合格を果たし、試験の義務から解放されたいと思います。試験日は1014日です。

さて、岐阜市で建築中の「ふかし軒理(おさ)まる家」、略して「ふかし軒の家」では、先週から今週にかけて建て方を行いました。建て方とは、基礎の上に木造の骨組みを組んでいく作業で、木造建築の最初の見せ場です。春真っ只中の過ごし易い日和に恵まれ、工事は順調に進みました。今回は建て方工事の状況をご紹介します。

516日、朝一番に加子母の()東濃ひのきの家プレカット工場よりチャーター便で構造材が現場に運ばれて来ました。

土台を基礎の中に吊り込むと早速土台伏せを開始。1日で作業を終え、翌日から始まる建方工事にを待つばかりとなりました。

5月17日、いよいよ建て方開始。中島工務店「ごとむしの会」の大工棟梁4名と鳶さん2人の6人体制で臨みます。作業は、1階の柱を立て、その上に梁桁を掛け、2階の柱、その上に梁桁と順に進んで行きます。

建物の中心となる大黒柱。1階と2階を貫く八寸(24cm)角です。二人掛かりで慎重に建て込みます。

建て方1日目は順調に進み、登り梁まで組むことができました。すでに建物のアウトラインが分かります。

518日、建て方二日目は、主に屋根周りの作業です。屋根面を強くする構造用合板を打ち付け、その上に高性能断熱材・ネオマフォーム(80mm)を敷き込みます。更にその上に屋根を形作る垂木(たるき)を組んで行きます。工事の進捗の分かりやすい1日目に比べ、2日目は細かく地道な作業が続きます。

屋根の妻側には、以前この現場リポートで紹介した「跳ね出し垂木」を取り付けます。垂木の下端には板を張り、これだけの細工を隠してしまいます。なんとも奥ゆかしい。

垂木の上に合板の野地板を張り、その上から屋根面の防水紙・ルーフィングを敷き込みます。通常のルーフィングは黒か濃い緑の色のものが多いんですが、「中島とつくる家」では白色です。実はよく見ると少しシルバーが混じっています。ルーフィングに込めた私達の思いは、また後日ご紹介したいと思います。

5月22日、上棟式当日。屋根は順調に瓦工事が始められるところまで完成し、残った時間で壁に耐力面材を張り始めました。なかなかテンポよくここまでくることができました。

5:00pm、上棟式を執り行いました。皆さんいい笑顔で、仕事の疲れが癒されます。

癒しと言えば、建て主F様のご家族に先日娘さんが生まれ、上棟式が私達との初対面の場となりました。ほとんどの人にとって人生で一番大きな買い物であろう家づくりが、この子が目にする最初のイベントということになります。建物の築年数と共に娘さんも成長し、竣工後は会う度に「大きくなったね!」と時間の経過に感慨深さを覚えることでしょう。住宅づくりの責任の重さを改めて実感します。引き続き丁寧な仕事を心掛け工事を進めて参ります。

丹羽政雄