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第10回 足場が外れました

投稿日/ 2018年3月17日

3月も中旬が過ぎ、時々おとずれる暖かい日差しに、春の気配を感じつつ、 加子母ではまだまだストーブフル稼働の日々を過ごしています。

現場では足場が外され、建物の全容が見られるようになりました。

外壁が白く、それでいて左官による仕上げのため、全体として凛としながらそれでいて柔らかな印象を与えています。

夕方の西に傾いた日差しが、少し赤身を帯びた暖かな色付けをして、深い庇が濃い影を落とす陰影が建物の凹凸感を強調し、建物全体像を見せています。

外観は建築とって重要な要素ですが、敷地の法規的な制約と、建築費という金額的な制約と、構造や内部の使い勝手という機能的な制約の中で、実は優先できる事項では無いことが多いです。この建物ではお施主様がこだわりを持って、外観を優先するような事項も受け入れてくださったので、良いバランスになっていると思います。

足場が取れると、外部の補修がやり難くなってしまうので、事前の各部のチェックは欠かせません。自主検査として施工での検査をしていますが、それでも心配になり、撤去後、ドキドキしながら一回りします。設計者としては感激と心配と一安心の感情の交差する一周になります。

内部では大工さんの作業が続いています。石膏ボード下地だけでなく、造作といった細かな細工も同時に仕上げるところも多く、養生の必要もあるので、作業場所も移動させながら作業しています。

ここからは、外構の先行工事や、大工さんが終わると、設備、内装など複数の工種が入ることになり、現場もあわただしくなります。