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第6回 構造の検査

投稿日/ 2017年12月6日

すっかり寒くなり、昨日は加子母では雪がうっすらと積もりました。

現場では上棟から筋交いを入れ、面材を打って構造強度を確保しつつ、屋根を仕上げました。12月4日には瑕疵保証会社(JIO)の構造検査と指定審査機関の中間検査を受けました。春日井市では住宅も中間検査が必要です。

木造住宅の耐震基準は1981年に建築基準法の仕様規定の内容、特に壁量の算定基準が改正されました。その後、北海道南西沖地震(1993年)、阪神・淡路大震災(1995年)等の地震があり、2000年に基準法が強化されています。仕様規定の中に耐震壁の配置のバランスと地耐力を考慮した基礎形状と柱頭柱脚金物必須が織り込まれました。2000年以降、新潟県中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)と非常に大きな地震を3度経験していますが、基準法の仕様規定は変わっていません。したがって2000年の改正後が現行の耐震基準となっています。

このため木造住宅で仕様規定により耐震強度を確保する場合は構造用金物を必ず用いなくてはなりません。検査では、耐力壁の位置と柱頭柱脚金物と継手金物仕口金物などが検査されます。筋交はその断面寸法により耐力が違うので、寸法や抜け節のないことなどもチェック項目ですし、耐力面材では使う釘の種類や打つピッチなども決まっています。自主検査ではこれら全てをチェックしますが、瑕疵保証の検査や中間検査でではそれぞれの要所のチェックがあります。厳密にいうと、瑕疵保証の検査は躯体の構造検査であり、中間検査は構造検査だけでなく、建物配置、建物高さ等も含む現時点での図面との整合性の検査です。双方ともに適合の旨、その場で検査員の方からお聞きすることができました。特に中間検査はこれ以降の工程を検査合格後にしか行ってはならないとしていますので、とても重要です。

この後は室内の床、壁、天井そして外壁を仕上げていきます。でもその前に、電気配線や給排水配管を行っておく必要があります。特に配線はコンセントやスイッチの位置など使い勝手に直結し、後からの手直しはとても大変なので、お施主様に確認していただくことが重要です。その模様は次回レポートしたいと思います。