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第4回 雨の日(青の空間にて)

投稿日/ 2017年11月9日

少しレポートの間が空いてしまいましたが、コンクリート打設を終え、いよいよ建て方に入りました。

本来ですと晴れの続く日を選んで建て方を設定しますが、季節外れの台風が来るなど例年であれば天候の良い10月に天候不順が続き、少しの晴れ間を見つけて進める必要があります。建て方の2日目が雨となってしまいましたが、一日目に頑張って母屋を上げてしまい、雨養生の屋根の下での作業となっています。極力材料を濡らさないためにも段取りと現場のチームワークが大切です。

雨養生で真っ青な空間の中、落下防止ネットを掛けて作業の安全を図りつつ、内部の作業を進めています。

構造材だけでなく、間柱や合板も含め、材積にして21㎥以上の木材がこの建て方の数日で取り付けられます。建て方は木造住宅在来工法の一つのヤマ場なのです。お施主様にとっても、建て方で数日の内に建物の全容が現れるので、家づくりの実感を強くされることが多いです。

年中、天気が安定しない日本では、柱梁の木軸組を用いて数日のうちに屋根まで上げてしまう在来工法はよく考えられた工法だと思います。

設計でしっかりと軒の出を取り、工事で屋根の防水を外装や内装に先行して済ませると、雨の日でも作業が進められるようになります。それでも雨の日は材料の搬入ができず、制約も多いので、効率も悪くなり、気分も沈みがちですが、雨と上手に付き合うのも重要です。休憩時間にみんなで集まって過ごすのも雨だと少し距離が縮まる気がします。