さて、現場は内外ともピークを迎えて職人さんの出入りが頻繁です。
内部では2階へ上がる、鉄骨階段を取付けました。
吹抜けの階段は鉄製で薄く軽く見せると同時に防耐火上でも有効な仕様です。
塗装をするのは鈴木塗装さん。
合間を見て階段の塗装を仕上げていきます。
外装もほぼ仕上がってきましたし、残すは内部の造り付け家具などの造作です。
県産材の杉幅ハギ板は加子母の造作工場で作られます。
工場からのレポートを少しばかり。
駒田造作工場長とマルワイ製材の日下部さん。
納品された杉板の木目具合を確認中です。
はぎ合わせは一定幅の材をハタガネ(端金)を使用してプレス接着します。
ハタガネは日本古来より建具の組立てなどに利用されています。
胴の部分がまっすぐなので板の面合せも兼用できます。
ハギ合せて一枚の板になったところでプレーナー加工でツルツルの表面に仕上げます。
展開図から複雑な造り付けの板材を一枚づつ加工、最後は番号を振って出荷待ち。
同時期に出荷を待つ、造作材の仲間たち。ギザギザの材は階段に使う部材です。
製材業者と自社工場の連携で木の家にふさわしい造り付け素材を吟味して取り付ける
注文住宅の醍醐味でしょうか。
現場に戻って、川辺棟梁も造作工事に追い込みがかかっています。
キッチンの対面部分の造作です。間柱を立ててカウンターと壁下地を貼りこみます。
この後、キッチン本体と天板をセットしていきます。
2階の個室は壁付けの本棚を製作中です。
キッチン本体とバックカウンター収納がセットされました。
バックカウンターは中津川の吉田工芸さんの製作です。
抽出(ひきだし)付のものや細かい造りは吉田工芸さんに任せる場合もあります。
こちらは棟梁の造った収納です。
L型に配置された収納と出入り口上部に設けるエアコンの絡みが複雑な納まりです。
曳舟の家 完成見学会(先行予約制) 終了しました。
7月1日(土)2日(日)ご興味のある方はお申し込み下さい。
社員ブログからの紹介です
http://sozo3131.exblog.jp/27910899/
東京支店